作品タイトル   作者名   出版社

「指輪物語」     J.R.R.トールキン

 (評論社 新版全9巻・旧版全6巻)
作品ジャンル(管理人の独断で決定)
 本格ファンタジー(童話風)
あらすじ
 ストーリーは素朴な暮らしをしていた、善良なホビットのフロドの元に、誕生日のお祝いとして、一つの指輪が贈られたことに始まります。フロドは一目見てこの指輪に心を奪われてしまいますが、それこそこの指輪の力なのでした。この指輪は伝説の「全てを統べる一つの指輪」 であり、その力は強大で、どんなことでも可能になるのです。フロドはそのことを賢者ガンダルフによって聞かされます。そしてその指輪の力を手にいれようと、冥王サウロンという悪の王が狙っていることも。フロドはいきなりそんな大それたことに巻き込まれてしまい、指輪をガンダルフに托そうとしますが、指輪を受け継いだフロドがやらなくてはならないことだ、と言われ、仕方なく、その指輪を手に、旅に出ることになります。目的は指輪を火の山の火口に投げ入れて、サウロンの手にも、誰の手にも入らないようにしてしまうこと。その旅路は長く険しいものですが、たくさんの者たちがフロドに協力してくれ、仲間になってゆくのでした。
おすすめポイント
 これはファンタジー小説です。一見、やわらかい文体で、母親が子供に読んで聞かせる物語のような書き方をしてあるために、子供向けのように思えるかもしれませんが、大人が読んでも十分面白く、そしてもちろん子供にも読んでもらいたい作品です。ファンタジーを読んだことのない方も、何だか難しそう、と思わずに、手に取り、冒頭を読んでしまえば、ぐいぐいとストーリーに引き込まれてしまうのではないでしょうか。世界中で愛され、読み継がれている魅力ある作品です。
心に残ったこの一言
   「これこそ主なる指輪。全てを統べる一つの指輪なのじゃ」
     ――賢者ガンダルフ

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