読書日記

私が読んだ本の感想など。マンガ・小説、いろいろです。
ネタバレもあるかも。
(BLについては、ほぼ「横縞」行きです。そちらもよろしくね)

 ◆9月の日記


 今月は具合が悪くて、月の後半に全然書店に行けなかったので、買っていない新刊もたくさんあります。読むの大変だな…。小説は森博嗣と暗黒館を読んだので、それで十分でしょう。いったい何冊分よ。
  No.1
瞳に映るは銀の月―妖精計画

北原 文野
秋田書店 (2004/09/09)

売り上げランキング: 77,670
 です。
 今回は悩みました。あまり新しい作品を読んでいないもので。でもPシリーズの新作ということで、喜びと感謝の気持ちを込めて。こうして良いものがちゃんと復活してくれるのは嬉しいです。 

(新刊)は今月発売のものです。
 9月 30日

  「黄昏堂へようこそ 5」  吉川 うたた (新刊)【漫画】
 おおっ、石屋のトシさんのフルネームが明らかに。やっぱり土方さんだったんだ。そして登志と書くんだね。今回はトシさんや蝙蝠堂さんがいっぱい出てきて嬉しいですが、金城くんの出番が少なくて哀しい…(ワガママ)。マルコシアスが笑えたなぁ。こういうキャラを考えるの上手いよね。

 9月 29日

  「暗黒館の殺人 上下」   綾辻 行人 (新刊)【漫画】
 長い。長すぎ。もっと短く出来たはず。そしてこれを『館』シリーズに入れるのはなんか間違っていると思います。少なくとも鹿谷さんはほとんど出てこないので、それを目当てで読んでいる方はがっかりするでしょう。それにトリックもすぐ分かっちゃうし、ミステリというよりはホラーだし。いっそ囁きシリーズにしちゃえば良かったのでは。関連性がなくもないし。

 9月 28日

  「聖霊狩り─呪われた都市」 瀬川 貴次 (新刊)【小説】
 やっぱりこのシリーズは早紀子&萌ちゃんはレギュラーなんですね。出てくれた方が嬉しいですが、毎回出会わせるのも、この先は無理がありそう(苦笑)。悪ノリしている多野さんが可愛いです。舞台が鎌倉なので何となく土地勘もあって楽しいですね。でも終わっていないので、続きが気になるところです。誠志郎くん、ほとんど出てないもんな。

 9月 27日

  「薫る嵐」   吹山 りこ  (新刊)【漫画】
 エセ平安物(笑)。でも絵柄のせいなのか、どんな設定をやっても、それなりに何でも見られる雰囲気になるのは面白いですね。和風でも洋風でも現代でも。ま、結局は二人がラブラブ&いちゃいちゃしているだけですから。どれを読んでも甘いだけのお話ですが、そこが好き。

  「草の冠 星の冠」 テクノサマタ (新刊)【漫画】
 カラーはすごく透明感があるし、中の絵柄も可愛くて大好きなんですが、それでも作者さんは試行錯誤してダメだ、と思ったりもするんですね。今でも十分素敵なのに。変に洗練されすぎない方が優しい雰囲気で良いかなー、と思ったりも。えっと、収録作のどちらの話もメルヘンタッチで可愛いお話でした。

 9月 26日

  「いばらの王 4」  岩原 裕二 (新刊)【漫画】
 うわー、なんかもう。ここまでしなくても…と思うくらいに、一気に真実が明らかに。相変わらず展開早いよなぁ。これでほとんどの謎は解けちゃったのではないか、と思いきや、また新しい謎を出してきたり、それでもやっぱり状況は好転していなかったりで、先が楽しみなことには変わりません。この勢いだとあと2冊くらいで終わっちゃいそうですが、きれいにまとめてくれたら傑作になるよ。きっと。

 9月 25日

  「少年魔法士 12」  なるしま ゆり (新刊)【漫画】
 えーっと、あんまり良く分からなくなっちゃった部分もあるのですが(苦笑)、それほど話も進んでないので、大丈夫かな。今は準備段階といった所でしょうか。これから一気に盛り上がってくれると思うので期待しましょう。アミィが可愛くて好きかも。強くなっているんだかいないんだか、こんなんで大丈夫なのかね、勇吹は。

 9月 24日

  「ばらいろすみれいろ」  あとり 硅子 (新刊)【漫画】
   (新書館・ウィングスコミックス)
 本当にこれが最後の最後なのですね。うー、まだ信じられません。カラーも中身も繊細でやわらかくて可愛くて。見ているだけでうっとりします。どの作品も読後感が良くて、微笑ましいのですが、一番好きなのはオムレツの話かな。もうロボットとか出てきただけでノックアウトです(苦笑)。ケンカの話は単純に笑えたけど。

 9月 23日

  「有限と微小のパン」   森 博嗣 【小説】
 このトリックはちょっとズルいかも(苦笑)。ある意味で古典的でもありますし、誰もがたとえ思い浮かべてもすぐに否定するであろう方法なので、裏をかかれたかな、という感じ。でも面白かったです。私はこのシリーズはイマイチ思い入れられないのですが、これは一気に読めました。やはりあのキャラの力だろうな。シリーズの最後を飾るのに相応しい作品ですね。

 9月 22日

  「北走新選組」   菅野 文 (新刊)【漫画】
 ま、今の時期だから(苦笑)。こういう風に描きたいものをちょうど描けるタイミングがやってくるというのは運もあると思うので、良かったね、という感じ。読んでいても作者が新選組(というか土方歳三)を好きなのが伝わってきます。私としては歳さんはここまで線の細い美形じゃなくてもイイですけども、言動なんかはイメージに合っているから読んでいて楽しかったです。…ちょっと同人誌みたいだけどな(笑)。

 9月 20日

  「鱗迷宮-竜宮邸の殺人-」  神谷 悠 (新刊)【漫画】
 毎回ストーリーとタイトルを考えるの大変だろうと思います。これだけ増えてしまうと、ネタをかぶらないようにするだけでも一苦労だよね…。京ちゃんったら、すっかり社交的になって。良かったね(笑)。残念ながら結城&アキラがなくて哀しい。しかも巻末のコメントが気になる〜〜。「ついに」どうなるんだ!「ついに…仲直り」だったら…怒ります(爆)。

  「フルーツバスケット 15」  高屋 奈月 (新刊)【漫画】
 あーあ、なんでゆんゆんはそんな話を翔にしちゃうかねぇ。そういうのは透に話して同情を引くか、夾に話して和解するか、どっちかだろ。それともそんなに翔と仲良くなりたいの?だってよほど心を許していないとここまでの話って普通しないよ?(苦笑)。これでもう透は夾と出来上がるって感じかな。それにしても…ネズミがネズミに見えやしねえ!シリアスなシーンなのに。それとも笑って良いのでしょうか…。

 9月 19日

  「ワイルドライフ 8」  藤崎 聖人 (新刊)【漫画】
 やっぱり木々樹さんも普通じゃなかった…。気の毒な鉄生くん。人気投票でも主役なのに陵刀さんに僅差で負けてるしな(笑)。しかし3位が犬って。どんな漫画だよ(苦笑)。宝生ちゃんの趣味が「ホース」…。何かそんなことばかりが気になっちゃいますが、えーっと自然は大切に(強引なまとめ)。いきなり食材の目利き話が入っていて変でした。主婦としてはありがたいけどね。

 9月 18日

   「瞳に映るは銀の月─妖精計画」  北原 文野 (新刊)【漫画】
   (秋田書店・ボニータ?)
 Pシリーズの新作です。基本的にはPの悲哀と苦しみを描いていて、スタンスは変わりませんね。世界観がしっかりしているから読んでいて安心感がありますし、単純にミリアムの行く末が気になって、ハラハラドキドキして読めますし。旧作を知らなくても、分かるように描かれているので、この機会にぜひどうぞ。私は店頭になくて通販しちゃいましたけど(号泣)。これをきっかけに旧作も復刻されると良いな。

 9月 17日

  「愛のうずしお」   山田 ミネコ (新刊)【漫画】
 目を疑いましたがやっぱり新作。ああ、どうしてこの人にこんな漫画を描かせるか。ハーレクインなんて単語が一番似合わない絵柄と作風だろうに…。お加減が悪いのを分かっているので、これだけ描くのにどれほど大変だったか。お願いですから、その労力でもっと違うのを描かせてあげて下さい。ついでにどこかの出版社で最終戦争の続きを〜。同人誌で出しているのがあるから、それをまとめてもかなりの分量になると思うんだけど。

 9月 16日

  「文鳥様と私 6」  今 市子 (新刊)【漫画】
 え?こんなに薄くて紙質悪かったっけ?とかなりショックを受けましたが、中身はもちろん面白かったです。カラーをつけたナイゾウが可愛い。でもこんな小さな身体で(20グラムだって。びっくりだ)、病気と戦っているんだから、すごいね。鳥ってあまり寿命が長そうじゃないので、たくさん見送っているんだろうな…。長生きしてね。

 9月 15日

  「月夜烏草子 4」  及川 七生  (新刊)【漫画】
 修司さんも良いですが、やっぱり私としては敬さんと上手く行って欲しかったり。いや千鶴に一番似合っているのは紫紅だと思いますが(笑)、人外だからな。ますます、というか輪をかけて背景とか着物の模様とかスゴイ凝り様ですけれど、やりすぎて画面が見づらいような気も…。もうちょっと力が抜けるとイイのにねぇ。

 9月 13日

  「のだめカンタービレ 10」 二ノ宮 知子 (新刊)【漫画】
 のだめ、せっかくパリに行ったのに全然ピアノ弾いてないどころかオタク道を突っ走っていますが大丈夫か?(苦笑)。千秋様はどんどん進んでいるというのに。新キャラはジャンは普通な感じですが(この作品にしては珍しく)、片平さんはイイっすね。でもやっぱりのだめと千秋が一緒にいないと笑えるシーンが少なくて寂しい…。

 9月 11日

  「エンジェルハート 12」  北条 司 (新刊)【漫画】
 信宏はちょっと男前になったかな。こういう方が香瑩メインになって良いですね。しかも後半はまったく別の人がメイン。こういうの、このシリーズでは初めてじゃない?でもシティハンターは元々こういう話だったよね。出てくるのはおっさんですが(笑)、面白かったですよ。リョウちゃんは不満だろうけどね。

 9月 10日

  「やじきた学園道中記 24」  市東 亮子 (新刊)【漫画】
 とにかく登場人物が多いのと、場面切り替えが多いので、混乱しそうになりますが、大丈夫。こういう時はやじきたの二人だけを見ていれば良いんです(笑)。せっかくだからコスプレも見たかったな。そういうサービスは本編ではやらないのね。相変わらず妙な色気を出している小鉄&狭霧。忍びって…ッ(笑)。ところでラストに出てきたのはカトリセンコーくん?(イマイチ自信ない)。

 9月 9日

  「ミモザでサラダ」  森生 まさみ (新刊)【漫画】
 この人の作品はあまり読んだことがないのですが、表紙が可愛かったので買ってみました。中身もやっぱり可愛かったです。恋愛モノは苦手ですが、年の差カップルとか主従とかロボットとか、ツボを突かれるポイントが多かったので、楽しく読めました。死ぬほど『お約束』通りでもありますけれど。目新しさはないですが、安心感はありますね。

  「温泉で会いましょう」  唐沢 千晶 (新刊)【漫画】
 初めての方です。でも新人さんですが、絵はきれいだしノリは良いし、画面も見やすいし、やっぱり花ゆめはレベル高いですね。変に人情モノになったりクサイ台詞を吐いたりすると嘘臭くなりますが、コメディに徹したドタバタの馬鹿馬鹿しさが良かったです。とりあえず「こんな旅館に泊まってみたい…特にマッサージ」というありがちコメントでまとめておきます(笑)。

 9月 8日

  「デーモン聖典 4」   樹 なつみ (新刊)【漫画】
 相変わらずヒロインの顔が可愛くないですね〜(苦笑)。普通っぽさを出したいのは分かるけど、K2が執着する説得力がないのよ。ゾフィは魅力的だから、普通の女の子が描けないだけなのかも。でもタイトルイメージから神とか悪魔とかが出てくる話っぽいのに、最強のデーモンは『赤龍』って…。世界観が分からないよ(号泣)。しかもヤツが出てきた意味も分からんしな。

 9月 7日

  「アウトニア王国人類戦記録 2 でたまか
   霜降暗夜篇」   鷹見一幸 (新刊)【小説】

 敵の姿が明らかになってきました。これじゃ、人間同士で戦争している場合じゃないよね。ケルプもコットンも変わりないのが嬉しいね。だからこそチャマーが気になる訳ですが。まだまだ安心できない状況ですけれど、続きはすぐ出るでしょうから、安心して見守っていられます。オヤジパワーにも期待ですね。ところでマイドは何やってるの〜〜?

 9月 6日

  「EDGE 4 〜檻のない虜囚」
     とみなが 貴和 (8月刊)【小説】

 久しぶりなので、かなり忘れてしまっている部分もあり、思い切り楽しめたとは言いがたいのですが、とにかく出てくれたことが嬉しいです。でも次は一年後?(苦笑)。緻密な描写によるリアリティは健在ですね。だからメインの少年の気持ちもよく伝わってきますが、やはり年齢のせいか、どうしても両親の方に感情移入してしまって、錬摩の解決には納得できなかったです。もっと話し合ったり、心を打ち明ければ和解もできると思うんだけど…。読後感はイマイチか。

 9月 5日

  「BLEACH 14」  久保 帯人 (新刊)【漫画】
 ぎゃー、まさか花ちゃん表紙とは。可愛いっす。この内容だったら浮竹さんとかマユリ様とかが表紙でも良さそうですが、中身はかなり凄惨なだけに和ませてもらえて嬉しいかも。ところで病弱という話だった浮竹さん、全然そんな感じに見えないなぁ。伏せっていたというよりは寝坊って感じ(笑)。それから夜一さんの正体とか、久しぶりの雨竜&織姫はやっぱり可愛いとか、オマケページのケイゴに笑えるとか、いろいろ書きたいことはありますが、一つだけ。えーっと隊長って人格的に問題があってもイイのでしょうか?あんなの生かしとくなら惣右介さんを(以下略)。

 9月 4日

  「DEATH NOTE 3」 大場 つぐみ/小畑 健 (新刊)【漫画】
 うわー、今回も驚きの新展開が。書きたいけど、この作品に関してはネタバレしたくないので書けない〜〜。えっとえーっと、Lが可愛くて、ライトが真っ黒です。一番純情可憐なのはおそらくリュークです(笑)。そしてまた新たなデスノートの設定が登場。この6分40秒とか490日とか0.06秒とか中途半端な数字が笑えます(4・6・9にこだわるのは分かるけど)。たくさん書きたいことはありますが、驚愕の台詞を一つだけ。『まさかキラに』…ライトって怖いなぁ…。

 9月 3日

  「テニスの王子様 25」  許斐 剛  (新刊)【漫画】
 乾のデータがどうこうというよりも、柳くんの目が閉じっぱなしなのが、すごく気になります。不二くんの目とは違うよな、アレは。あ、でも今回の乾は男前だったよ。そして意味もなく1ページ使って登場している跡部様。…最強ですよ、あなたは。手塚部長と不二くんの回想シーンも狙いすぎって気がするけど、いいシーンだね。そしてようやく不二くんが本気に。目、開きっぱなしだもんね。

  「銀魂 3」  空知 英秋  (新刊)【漫画】
 相変わらず章タイトルだけでも笑えます。最高に好きなのは『キャプテン・カツーラ』だなぁ。ああ、いったいエリザベスに何が…ッ(笑)。真選組とか長谷川さんとかカツーラとか脇の人もキャラが立ってきて、勢いがありますね。でもこういう話の場合、ネタ切れになると新キャラを出す、という傾向があるので、なるべくなら、それほど人を増やさないで今の人たちで盛り上げて欲しいものです。

 9月 2日

  「おおきく振りかぶって 2」  ひぐち アサ  (8月刊)【漫画】
 あーあ。いろいろと狙いすぎって感じはしますが、まんまと踊らされてしまいます。ずるいよなぁ、こんなの(苦笑)。でもまぁ、萌えを考えなくても、試合の展開がはらはらさせられるし、よりによってカラーページにあのシーンを持ってくるし、とにかく面白かったです。これで畠はグッと株を上げたことでしょう。考えてみると一番性格に問題があるのは主役の二人なんじゃないかと思ったり(特に捕手…笑)。

 9月 1日

  「上品なネコみたいな」 吹山 りこ (8月刊)【漫画】
 BLですが、こちらへ(特別扱い)。いつものようにほのぼのラブラブで、読んでいてほにゃーっとなってしまうような所が好きです。マンネリっちゃマンネリだけどね。この人の話って受け視点が多いから、攻めがイマイチどんな人か分からなかったりするので、『臆病なネコ〜』はちょっと雰囲気が変わって面白かったです。でも私の一番好きなのは一番古い作品だったりして(苦笑)。

 

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