読書日記

私が読んだ本の感想など。マンガ・小説、いろいろです。
ネタバレもあるかも。
(BLについては、ほぼ「横縞」行きです。そちらもよろしくね)

 ◆8月の日記


 最近はそこそこ小説も読んでいます。買ったらすぐに読む、を実践しているから。でもそれだけなので積読本は一向に減りませんが。今月、新刊が少なかった筈なのに、全然そんな感じがしないのはなぜ?(苦笑)。
  No.1
バッテリー
バッテリー
posted with amazlet at 05.06.30

あさの あつこ
角川書店 (2003/12)

売り上げランキング: 9,278
 今回は問答無用でこれ。大差でぶっちぎりです。圧倒的な描写力から生み出される臨場感は夏に読むのにピッタリの作品ですね。ついでにこれが面白かった方は「おおきく振りかぶって」(ひぐち アサ)もおすすめします。 

(新刊)は今月発売のものです。
 8月 31日

  「スカレーットスターの耀奈」  梶尾 真治  (新刊)【小説】
   (新潮文庫)
  なんで帯に毎回「黄泉がえり」を出すかね。これはまるで違うジャンルの話じゃない。比べるな!えーと、どちらも違った魅力のある素晴らしい作品なので、読んでね。こちらはカジシンお得意のラブロマンスSF短編集です。美亜や時尼を越えるとは思わないですが、少なくとも表題作は泣けます。そして既婚者としては麻綾はちょっと身につまされたりしてね(苦笑)。カジシン入門編としてはこのくらいがちょうど良いかも。

 8月 29日

  「よみきりもの 7」   竹本 泉  (新刊)【漫画】
 今回、全然変な話がなかったです。ま、猫も足りなかったけどね(笑)。「小生」が面白かったな。こんな人がいたら見てみたい。ところでいつも表紙はヒロイン裏表紙は男の子、まえがきは脇役の女の子達、というフォーマットが出来ていますが、読み終わった後にこれを確認するのが楽しいです。特に男の子達は影が薄くて笑える。そして最長記録の7巻かぁ(トランジスタにヴィーナスはまだ6巻だから)。もしかしたらこれが代表作に?(笑)。

 8月 28日

  「7SEEDS 5」   田村 由美  (新刊)【漫画】
 ええ〜!?15年!?そんなにタイムラグがあったんだ。それじゃどう考えても普通の生き残りは存在しないよな…。これで春夏秋冬が出揃ったか、と思ったら、夏のAチームはどうしたんだっけ。忘れました(爆)。ところで花と嵐はお互いに生き残っているって知らないんだね。自暴自棄になっている嵐にちょっとがっかりだよ。そんなんじゃ花ちゃんはもちろんナツだって任せられないぞ。

 8月 27日

  「浪漫狩り 3」   岩崎 陽子  (新刊)【漫画】
 若かりし頃の遼と羽佐間は可愛いですね。今となっては見る影も(こら)。ま、それ以上に可愛いのは那珂川くんだな。いきなり泣いたり頬を染めたり、実澄ちゃんよりもよほど乙女だ、お前は。他にも犬神とか篠原氏とか、良い男がいっぱいでウハウハ。壮大な謎を秘めているらしいメダリオンよりもそっちの方が気になっちゃいます。

 8月 26日

  「C 7」   反島津 小太郎  (新刊)【漫画】
 だってこれも載っているくらいだもんな、Charaは。えーっと、一番最初の江戸紫くんが一番笑ったよ(笑)。あとはそうでもないかな。私はそれほどマコトが好きじゃないから、まこっちゃん絡みのネタはイマイチなんだよね。気になるのはどんどん大きくなる直江と高耶でしょうか。自分の歳を感じるよ…。

 8月 25日

  「幻月楼奇譚」   今 市子  (新刊)【漫画】
 相変わらずあんまり色気のないBL(笑)。それなりにやるこたやってるのにな。とりあえずカラー絵がむちゃくちゃ美しいのでそれだけでも幸せですけども。天然なのか演技なのか分からない大ボケ若旦那が可愛くて好きだなぁ、こういう人。与三郎はどっちでもいいや(こら)。ところで私はCharaはBL誌だと思ってたよ(爆)。

 8月 24日

  「傀儡 KUGUTSU 2」  高橋 明 (新刊)【漫画】
 あれ、こんなにハードでダークでバイオレンスな話だったっけ。これはどう見ても『カーレイヒ』よりも濃いストーリーですよ。あれはそれなりに一般向けに軟らかくしてあったんだな(苦笑)。でも私はこちらの方が好みです。香坂さんの扱いが不満でしたけど(好みのタイプだったので)。ところでこっちの海藍は同じ設定だったっけ?(忘れすぎ)。

 8月 23日

  「ES 7」   惣領 冬実  (新刊)【漫画】
 あー、なんかもう、関わった人がみんな亡くなってしまうのは見ていてつらいですね。こんなストーリー展開だと、ただイザクが死ねばそれでめでたしめでたし、という感じにはならないよね。シュロもそのままで良いのか分からないし。でもイザクの変化はちょっと唐突な感じ。伏線が張ってありました? 全然気付かなかったけど。

 8月 22日

  「OPEN MIND 1」   芳崎 せいむ  (7月刊)【漫画】
 ずっと探していてようやく見つけました。でもいつの間にかモーニングに進出とはびっくりだ。私はこの人のBL直前男の友情物語が好きなので、ちょっと物足りない気がしますが、千鳥先生には和ませてもらいました。身近にいて欲しいと思うのと同時に、こんな人になりたいと憧れる人でもありますね。個人的には「薬屋」さんが気になります。

 8月 21日

  「ガンズ・ハート 3」  鷹見 一幸 (新刊)【小説】
 今回はこれから始まる大きな戦いの序章という感じでした。一応は機械との戦いがありましたけれど、やはりスタンピードとは違って人間が指示を出している分だけ、迫力に欠けますね。いくら機械が強くても使う人間がバカだとどうしようもないという見本ですな。次巻で完結するようなので、どれだけ盛り上げてくれるか期待します。

 8月 20日

  「もっそれ 2」   南国 ばなな  (新刊)【漫画】
 まさか2巻が出るとは嬉しい限り。しかもまだ続くらしい。幸せです。でも今回は羽田くんのネタが多くてイマイチだったかも。面白いことは面白かったけどね。私はやっぱり屋久島くんが好きなので。ということで、謎の「カオル」さんの話が一番気になりますね。彼のことはちゃんと解決するのでしょうか。とりあえずカバー下は笑えます。

 8月 19日

  「スパイラル〜推理の絆 12」 水野 英多/城平 京(新刊)【漫画】
 あー、こうきたか。火澄のキャラ、良くも悪くも期待を裏切ってくれました。それでも何やら企んでいることは間違いなさそうですし、これからが本当のクライマックスになるんでしょうね。ところでにわかに人気爆発の歩くんが笑えます。ひよのちゃんもうかうかしていられませんね。でもこんな歩くんと対等に付き合えるのはひよのちゃんくらいだと思うけど。

 8月 18日

  「ブルーラムン」  有木 涼  (新刊)【漫画】
 新人さんですが、やっぱりデビュー作でも十分うまいですね。けなげな女の子が頑張るファンタジーで、なかなか好印象。血が治療薬になるというのはありがちですが、それを職業に設定したのが良いですね。それでもあんまりハマらないのは私が正統派王子様的美形のイーグルさんよりも、おっさんランディの方が好きだからでしょう(笑)。それと、ファンタジー世界にしては靴とカバンとか妙に現代的で違和感アリ。

 8月 17日

  「しゃにむにGO 18」   羅川 真里茂  (新刊)【漫画】
 このマンガ、みんな負けても爽やかですよね。今回の浅野君も男前です。そこで圧倒的な強さを見せつけたようなルイルイでも、やっぱりあと一歩及ばず。ああ、もう。こいつはなかなか成長しないなぁ。見ていて歯がゆくなってしまいます。延っちが爆発的に伸びているから余計にね。ま、それだけすでに完成させられているということなのでしょうけれど。

 8月 16日

  「超心理現象能力者ナナキ 2」  冴凪 亮  (新刊)【漫画】
 1巻を読んだ時は大丈夫か?と思いましたが、ちょっと持ちなおした感じ。ちゃんと事件が超常現象がらみだからでしょう。いやもしかしたら七貴が暴走していないからかも?(苦笑)。浴衣姿の青はちょっと可愛かったです。そしていきなり思わせぶりに登場の謎の男ドクですが、おそらく大した謎はないと思われ(爆)。

 8月 15日

  「BUD BOY 番外編 純愛迷走 市東 亮子  (新刊)【漫画】
 恋愛がメインの番外編ということらしいですが、それほどラブラブな話じゃないような。その分、ちょっと成長した夕姫が思いっきりやってくれたからイイのかも(笑)。この二人には幸せになって欲しいです。舎代も出てきてくれて嬉しい。でも一番笑ったのはやはり萌葱ちゃんでしょうか。天然だなぁ。

 8月 14日

  「おおきく振りかぶって 1」 ひぐち アサ 【漫画】
   (講談社・アフタヌーンKC)
 『バッテリー』を読んでいる人は、どうやらこれも好きらしい、ということで試しに読んでみたら、まんまとハマっちゃいました(笑)。見事なまでに正反対ですけれど。パッと見た絵柄の割には中身はちゃんと野球マンガしているし。少年達の熱い夏!って感じで微笑ましいと言いましょうか。こう何というかウズウズする感じです。でもやっぱりどう考えても女性向けだなぁ(笑)。

 8月 13日

  「インナーネットの香保里」  梶尾 真治 (新刊)【小説】
   (講談社・青い鳥文庫)
 児童向け作品なので、ちょっと物足りない印象でもあります。短編を引き伸ばしたというよりは、本来はもっと長くなる筈の話を短くまとめたという感じですね。それでもちゃんとSFしているのが、スゴイです。夏休みの読書感想文などに良いかもしれませんし、カジシンの入門書としても良いかも。

 8月 12日

  「ARIA 5」   天野 こずえ  (新刊)【漫画】
 季節はめぐっても、灯里ちゃんたちは変わりませんね。基本的にやっていることはいつも同じです。でもそれが良いんだよね。残念なのは暁さんが出てないことかな。カラーには居るのに…。新キャラのアテナ先輩も素敵ですね。晃さんもめちゃカッコイイし、麗しいし。とはいえ一番萌えたのはアリスちゃんの学生服姿だったり〜(爆)。

 8月 11日

  「小鳩邸異聞」   高野 宮子 (新刊)【漫画】
   (ビブロス・ゼロコミックス)
 出版社があれなので、そんな話かと思いきや、普通のほのぼの話でした。以前に読んだ『無頼猫』とも違うイメージですね。「ちくわ」とか『湖畔』のオチとか笑った、笑った。浮世離れして、可愛い雰囲気の小鳩さんが素敵です(男だが)。全く正反対の十朗とも良いコンビで。ヒロイン(?)のゆかりちゃんも良い味出してます。

 8月 10日

  「罪と罰(ツミトバチ)」  鈴木 有布子 (新刊)【漫画】
   (新書館・ウィングスコミックス)
 帯につられて買ったのですが(笑)、ほのぼのとして可愛い話ばかりでした。絵柄の温かい雰囲気もイイのよね。神様もすごく可愛いし。個人的にはハジメ兄さんが気になりますが、もっと気になるのは父上様ですね。続きもあるようなので楽しみ。雪虫の話も、ミイラの話も面白かったです。カバー下も必見ですよ。

  「旬(いまどき)」  鈴木 有布子 【漫画】
 ↑が面白かったので、他の作品も読んでみました。えーっと、ずいぶん雰囲気が違います(苦笑)。でも恋愛モノの苦手な私でもほのぼのした雰囲気で楽しく読めました。ネクタイはすごく気になったけど(笑)。佐久間先生が意外とふところが大きくて、良い先生だと思いました。こちらのカバー下も面白いです。池上最高〜。

 8月 9日

  「ONE PIECE 34」  尾田 栄一郎 (新刊)【漫画】
 やっぱりノロノロの辺りは意味不明。…何だったのだ。それはともかく。青キジのことや新しい街のことが出てきて、ようやく本編開始ですね。面白くなってきました。ついでに船大工がぞろぞろ出てきましたが、誰も仲間になりそうにない感じ。希望としてはパウリーですけど(笑)。渋い男前を一つ、お願いしますよ。カクだったら、ちょっと泣く(苦笑)。そしてメリー号が。…ああ(号泣)。

 8月 8日

  「グイン・サーガ 96 豹頭王の行方」 栗本 薫 (新刊)【小説】
 今回の会談は読んでいてすごく楽しくて、あっという間に読んでしまいました。ヴァレリウスもグラチーもハゾスも可愛いっす。でも気がつけば状況は何も変わっていないし、問題も解決しておりませんな。マリウスのことは本当にその結論でイイのか?(苦笑)。ところでこれを読んで「豹頭王の花嫁」がリンダという可能性もアリだなぁ、と思ったり。グインのことももちろん気になりますが、…状況変わってないよ。

  「グイン・サーガ 95 ドールの子」 栗本 薫 (6月刊)【小説】
 感想書き忘れておりました。すみません…。おそらくイシュトがメインだったので、あまり書く気が起こらなかったのではないかと(苦笑)。何かもう、イシュトとカメロンの愛憎劇は見ていてうんざりなのよ。この作者の性癖は分かっているつもりですが、グインではやらないで欲しいのよ。こんな終盤(なのか?)まで来てウダウダとやっているんだもんなぁ。完結するのか…?

 8月 7日

  「流血女神伝 暗き神の鎖 中編」  須賀 しのぶ (新刊)【小説】
 これ、あとは後編だけなんだよね。一冊で終わるのか、ホントに。不安ですが、とにかくエドが大活躍で私は嬉しい〜(感涙)。彼には幸せになってもらいたいものです。それにしてもカリエはこれでもかと言わんばかりの不幸三昧。よくまぁ、ヒロインにこれだけのことさせるよね。ついでにサルベーンのヘタレ具合が最高に笑えます。…落ちたなぁ(苦笑)。

 8月 6日

  「きみのカケラ 3」  高橋 しん (新刊)【漫画】
 表紙を見て…誰?と思ったのは私だけではあるまい(笑)。イコロのひたむきで一生懸命な姿に心を打たれます。めちゃ可愛いしね〜☆シロちゃんは予想の範囲内ですけれど。でも私はイコロよりもベスの方が可愛いと思いました(爆)。ついでに「お兄ちゃん」がツボですよ、ツボ。…色々な謎は深まるばかりですが。

 8月 5日

  「桜蘭高校ホスト部 4」  葉鳥 ビスコ (新刊)【漫画】
 もうこれはストーリーとか全然気にせずに、ただのコメディとして読むことにしたら、それなりに面白く読めました。すでに全然ホスト部とは関係ない話になってますがね。ま、イイんだけどさ。ハルヒのお父さんのキャラはどうかなあ。私はイマイチだけど。あの父親からどうやったらハルヒが生まれるんだか。

 8月 4日

   「バッテリー 1・2」 あさの あつこ 【小説】
   (角川文庫)
 これは問答無用で良いです。あちこちで話題になっていますが、それも納得。どうしてここまで細やかに少年の心理描写が出来るのだろうかと溜め息が出てしまうくらいです。スゴイことが起こる訳でもなく、日常が淡々と進んでいくだけなのに、続きが気になって、あっという間に読んでしまいます。大人も子供もおねえさんもオススメですよ。難点は文庫版は挿絵がないことでしょう。あの挿絵があるからこそ、という気がするんだよね。元の版が欲しい…。

 8月 3日

  「ネオクーロン A・B」  鷹見 一幸 【小説】
   (角川スニーカー文庫)
 どちらもピンチを少人数で切り抜ける話で、この作者の得意技。Bが本編で、Aは序章という感じですね。だってAにはネオクーロンのネの字も出てこないもん。でもAがあるからこそBがぐっと面白くなっています。夏木と恵美の変わり具合が笑えるし。Aの挿絵が少ないのが残念ですが。Bの主要メンバーはまだ話がありそうなので期待しましょう。ついでにこれが『でたまか』と繋がるとはね。びっくりだ。

 8月 2日

  「天使たちの華劇」 茅田 砂胡 (7月刊)【小説】
 短編集ということで、あまり力を入れずに読みたいところですが、今回はうーん、イマイチかなぁ。何というか生々しくってね。私は彼らがどれだけ人間離れしていようが構わないので、逆にこういう普通の人っぽい話は読みたくないんですよね。最後のシェラの話が一番面白かったです。ファンサービスとして素晴らしいと思いました。逆に旧作を読んでいない方には分からないでしょうけど(苦笑)。

 8月 1日

  「蒼虚の都(上)(下) 東都幻沫録」 高瀬 美恵 (7月刊)【小説】
 このシリーズ久しぶりに読んだので、細かい設定などはすっかり忘れちゃいましたが、それでも面白かったです。脇の義人くんや香織の方がインパクトが強いので、メインの3人の影が薄いのが残念だったな(特に宇田川)。ついでに早瀬さんがスゴイ人だというのが伝わってこないのが、もっと残念。彼の活躍を見たかった…。まぁ一番期待ハズレな人は祐美子さんですけれど。もったいつけて出てきた割にはなぁ。

 

TOPへ