読書日記

私が読んだ本の感想など。マンガ・小説、いろいろです。
ネタバレもあるかも。
(BLについては、ほぼ「横縞」行きです。そちらもよろしくね)

 ◆5月の日記


 今月は前半がゴールデンウィークだったので新刊がなくて、少しだけ積読本を消化しました。ということで、珍しくNo.1に小説が。漫画は後半が怒涛の新刊ラッシュで目が回りそうでした。来月はちょっと落ち着きたいなぁ…。
  No.1
永遠の森  博物館惑星
永遠の森 博物館惑星
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菅 浩江
早川書房 (2004/03/09)

売り上げランキング: 214,598
  です。これは文句なく。とにかくSF好きの方は読んでもらいたい作品ですね。でもあまり小説を読んだことがないとか、SFはちょっと…という方には敷居が高いかな。本当ならたくさんの方に読んでもらいたい作品です。

(新刊)は今月発売のものです。
 5月 31日

  「間違いの恋」  那須 雪絵  (新刊)【漫画】
  これ一応ジャンルとしてはBLなんだろうな。でもあんまりそれっぽくないので、苦手な方でも大丈夫な範囲だと思います。それに明るいコメディタッチなのが良いですね。やっぱりこの人はシリアスよりもこのくらいのノリの方が合ってますよ。表題作はもちろん(先輩の描写に笑っちゃいました)、収録作のどれもが微笑ましくて可愛い作品でした。

 5月 30日

  「あの山越えて 4」  夢路 行 (新刊)【漫画】
  やっぱり子供の問題は大きいですよね、夫婦にとっては。今だって普通に「子供は?」と聞かれるもんなぁ。昔はもっと辛かったことだろうと思います。嫁姑問題にしてもね。田舎に住んでいようと、都会に住んでいようと、人の悩みは同じようなものなのかな。あ、そうそう犬が可愛かったです。ちょっとへろへろした描線なのが微笑ましくて。

 5月 29日

  「あなたがいれば 4」  吉村 明美  (新刊)【漫画】
  いつでもテンションの高いヒロインですが、今回は相手の男性も迫力のあるタイプだし、ついでに三船も絶好調(笑)。いやどちらかというと自暴自棄か。普通に考えれば三船ととり子が結ばれてめでたしめでたし、なんだけどなぁ。問題はとり子なんだよね。男たちの気持ちをグラグラさせるだけさせておいて放ったらかし。羨ましいような、そうでもないような。

 5月 28日

  「プラネットラダー 7」  なるしま ゆり(新刊)(完結)【漫画】
  終わりました。込み入った話なので、つじつまが合っているのかどうかも分かりませんが、とにかくお疲れ様でした。掲載誌がなくなってもこうして無事に完結してくれただけありがたいです。最初からこういう話だったの?と首をかしげたくなる部分もありますけれど、まぁきれいに終わってくれたかな。本来は感動する所なのでしょうが、私はクラがカッコイイなぁ、素敵だなぁ。という感想しか残らず。所詮オヤジスキー。

 5月 27日

  「+ANIMA 8」  迎 夏生 (新刊)【漫画】
  ハスキーの秘密が明らかに。なるほど納得ですね。ま、でもその割にガラは悪いけど、サーカス小屋でやさぐれちゃったのかしら?また「人魚姫」が見られて、ちょっと嬉しかったり。カザナに抱きかかえられているセンリが可愛かったです♪そういえばクーロについては全く過去も分からないですが、そもそもなぜ旅をしているんだっけ?もっとちゃんと読まなきゃダメだな…。

  「クリスタルドラゴン 22」  あしべ ゆうほ (新刊)【漫画】
  おそらくクライマックスに差しかかろうとしているのだと思います。実際にもクリスタルやらドラゴンやらレギオンやらが登場していますし。それでもまだまだこれから、という感じがするのは何故だろう…。謎が増えるばかりで解決しないからでしょうか。とりあえずグリフィスはどっちに付くのか気になりますが、まぁ『バラー様』が存在している限りは向こう側か…。

 5月 26日

  「中国の鳥」  波津 彬子 (新刊)【漫画】
  はあぁ、きれいですよね、カラー。もうこれだけで何時間でも眺めていられそうです。口絵も素晴らしいし。どの短編も出てくる女性が魅力的でした。可愛くて強くてきれいで。それとは対照的にちょっと男性陣は情けなかったりするのもヨイですね。ついでに従者のギルがとても好みでございました。やはり私は黒髪好き。

 5月 25日

  「SILVER DIAMOND 2」  杉浦 志保 (新刊)【漫画】
  ふふふ、成重さん好きだなぁ。 ぜひともヴィルトみたいな素敵な人と幸せになってもらいたいモノですが、どこからどう見ても千艸がすでにヴィルト顔なので無理そうだ。じゃあ代わりにワイルドな男前をよろしく。でも灯ニは微妙かな。顔もキャラもあと一歩という感じなので(苦笑)。変態さんへの道を突き進む千艸はとりあえず頑張ってもらいたいです。

  「豪放ライラック 1」  桑田 乃梨子 (新刊)【漫画】
  タイトルからステキ。女子高女子寮モノですが、もちろんこの人の漫画だから「お姉様」的なノリになる筈もなく。主人公の女の子が苦労するのではなくて、その子に周囲が振り回される話というのは珍しいパターンかも。しかも自分は振り回している自覚がないだけ最強ですな。ついでに央司くんがあまりにもおバカで笑えます。

 5月 24日

  「9番目のムサシ 15」  高橋 美由紀 (新刊)【漫画】
  過去編は取り立てて目新しい感じはしないのですが、「影」の話がメインになってくれば、ちょっと面白くなりそうな気がします。それに21が現在は何をやっているのか、生きているのか死んでいるのか(こら)気になりますしね。でもどちらかというと、現在の話を進めて欲しいなぁ。進めるにも状況が難しいかもしれないけど。

  「悪魔の黙示録 29」  高橋 美由紀 (新刊)【漫画】
  今は最期の刻に向けて盛り上がっている所なので、ちょっとコメントもしづらい部分があるのですが、以前から連よりもライの方がずっと「こっち」寄りだったよな、と思うのは私だけでしょうか。それにしても後数日で世界が滅びるとなったら、私はどうするかなぁ。少なくともインターネットは繋がらないよね?(繋がったらやるのか?)

 5月 23日

  「Hold me tight 3」  篠原 烏童 (新刊)【漫画】
  これ、すごくシリアスなファンタジーだったのですね。見た目のほのぼのとした雰囲気にだまされておりました。すみません。実の所、今回はかなり話も重くて暗くて、哀しいことが多くて、つらい巻となってしまいました。クライマックスだから仕方がないのでしょうが、希望のある終わり方になってくれることを祈って…。

  「メテオメトセラ 6」  尾崎 かおり (新刊)【漫画】
  ありゃ?ユーリが妙なポジションだなぁ。こんな展開になるなんて、きっと本人が一番びっくりしているだろうね。いきなり表紙からツーショットだしな。ま、でも私としては何はなくともドラ・フォークですがね(爆)。いやあ、もうとにかく好き。ヤバイ、ヤバイよー、どうしたらいいの?と読みながら困惑するくらいに惹かれております。裏表紙からしてメロメロ。どうか華々しく散ってください。お願いします。

 5月 22日

  「エマ 4」  森 薫 (新刊)【漫画】
  うわぁ、今回もかっ飛ばしてます(笑)。独自の世界を思う存分に繰り広げておりますです。この先どうなるのかストーリー的にも楽しみなのですが、それ以上に気になるのが、モニカ姉様とかハンスとか個性的な脇役が本編にどう絡んでくるのか、あるいは絡まないで終わってしまうのか(苦笑)。二人が結ばれるのに役に立ってくれると一番嬉しいんですけどね。

  「無限の住人 16」  沙村 広明 (新刊)【漫画】
  うーん、全然話が進まないですね。かなりきつい描写が延々と続く割には状況が全く変わらないので、読んでいて辛い部分もあります。多分この巻読まなくても話は分かると思うよ?(苦笑)。あ、それでも「人気投票」を読むために買う価値はあるか?いやー、笑った笑った。世の中には色んなヤツがいるもんだね、うん。

 5月 21日

  「ハチミツとクローバー 6」 羽海野 チカ (新刊)【漫画】
  あー、今回は読んでいて、すっかり野宮さん気分。恥ずかしい、恥ずかしいんだよ、お前ら!みたいな(苦笑)。 特に竹本くんの「自分探し」なんてたまらんよ…。でもこの青春の甘酸っぱい感じが好きです。こんな時が私にもあったのね、としみじみしちゃいますね(年寄りくさい)。とはいえ、若者だけじゃなく花本先生がメインの話も欲しいなと思う今日この頃。

  「雨柳堂夢咄 10」  波津 彬子 (新刊)【漫画】
  あまりにも久々の新刊なので、人間関係が分からなくなってしまいました。大まかな所は覚えているんだけどさ。今回でひと段落した感じなので、もう一度ちょっと前の巻から読み直してみようかな。やっぱり篁さんの話はちゃんと読んでおきたいので(えこひいき)。それ以外では歳神さまの話が可愛くて良かったです。

 5月 20日

  「銀のヴァルキュリアス 5」  さちみ りほ (新刊)【漫画】
  ああ展開が目まぐるしくて一瞬も目が離せない〜。冒頭で対面して別れてまた舞い戻ってきて…1巻でここまでやるか。しかもルカがリーリアをじわじわと追いつめているのも良く分かるしね。他にもライナスとロキのことやネストラのことも気になるし。は、早く続きを読ませて下さい〜〜。

  「新暗行御史 8」  尹 仁完/粱 慶一 【漫画】
  話があまりにも分からなくて7巻を読んでいないかと思っちゃいましたよ(読んでいたけど)。マルレーネ様の縦ロールすごすぎ。手間かかるだろうなぁ。ところで毎回文秀のハダカが入るのは読者サービスなのですか?(私は嬉しいが)。何だかますます文秀が色っぽくなってる?と思ったらカチューシャ(違)がないのね。前髪を下ろしているせいでフェロモン振りまいておりますよ。元述との関係がまた微妙でツボ(苦笑)。

 5月 19日

  「てるてる×少年 8」  高尾 滋 (新刊)【漫画】
  ええ〜〜!?ちょっと待って。そんな展開って…。今まで伏線あった?松子様が倒れた辺りからはちらっと出てきていたけど、その前はそんな様子は全然見られなかったじゃない。いきなり考えたんじゃないでしょうね?まぁでもここまでやるんなら、最後はきれいに終わってくれることを望みます。ハッピーエンドになって欲しいけど…無理かなぁ。

  「ゆららの月 3」  潮見 知佳 (新刊)【漫画】
  ああなるほど、その手があったか、という感じ。人格が変わるなら好きな人も変わってもおかしくないもんね。ただそれでも夜行くんが可哀想でならないのは、私が夜行くんびいきだから。明くんのように一人でも平気でいられそうな人って、全然興味もてないんだよね(笑)。どうしてもゆららちゃんでなくては、という感じもしないし。

 5月 18日

  「ワイルドライフ 7」  藤崎 聖人 (新刊)【漫画】
  うわ、こんなに男だらけの漫画なのに、また新キャラも男だよ(私は嬉しいが)。それでもあの陵刀さんがあんなに嫌がるほどの人には見えないので、まだまだこれからなんだろうな(好みのタイプじゃないだけだったりして)。今回もやっぱり捕鯨の話は作者と同感。読むたびに新しい発見と驚きがある漫画ですが、クマネズミって石鹸食べるんだ、知らなかった(そこかよ)。

  「からくりサーカス 32」  藤田 和日郎 (新刊)【漫画】
  どうやらアヤシイ老人はフェイスレスの手先ではない様子。でも同じくらい危ないヤツだし、いっそ手先の方が良かったくらいだよ。こんなのに世界を任せておいて良いのか…。そして勝は結局意味があるのかないのか分からない修行ばかり。本当にこんなことで強くなっているのかなぁ。とりあえずアシハナさんをもっと出して(こらこら)。

 5月 17日

  「友達の恋人」  えみこ山  (新刊)【漫画】
  BLです、と一応断っておきますが、「ラブ」はそれほどでもないです。友達から恋人になるまでの話とでもいうのかな。むしろ恋人にすらなっていないのでは?という関係の人たちばかり。この作者さんの甘々ラブラブ話が好きな私としては、ちょっと物足りなかったかな。砂吐きそうなほどノロケたり、クサい台詞を言ったりして欲しいのです。そうそう下僕の話は割と好き。

 5月 15日

  「朝霧」   北村 薫  (新刊)【小説】
  円紫さんシリーズです。このシリーズは読むたびに「どうせ私は頭が悪いよ。文学なんて読んでないし落語や歌舞伎の知識もないよ。ちぇっ」という卑屈な気分になるのですが(笑)、だからといって面白くない訳でも好きじゃない訳でもないです。ただ深い知識があればもっと楽しめるんだろうなぁ、と思うだけで。これ以上突き進んで作者のうんちく語りにならないことを望みます。『女か虎か』の話は面白かったな。

 5月 13日

  「新マジシャン 3」  高階 良子 (新刊)【漫画】
  二人が一歩進んだ感じがしますね。もうすっかりラブラブである以上は、やはりこれからは由貴の記憶をどうするかということになるのでしょうから。私としてはいっそ二人で舞台に立てば?と気軽に思うのですけれど、昌吾としてみれば過去のことがあるだけに難しいのでしょうね。でもこのままじゃ、二人とも前に進めないのにな。ところで今回のトリックはちょっとイマイチな気がしました。

 5月 11日

  「死と彼女とぼく ゆかり 3」  川口 まどか (新刊)【漫画】
  今回は良い死者ばかりだったなぁ。もちろんそれはゆかりちゃんたちにとっては良いことなのでしょうし、慰めにもなるのでしょうけれど、黒くなっていく死者がいるからこそ対比が生きると思うのですが。収録作の2本とも同じような話に思えてしまって、ちょっと残念でした。でもゆかりちゃんの両親の話はもっと読みたいな。

 5月 8日

   「永遠の森─博物館惑星」  菅 浩江 【小説】
   (ハヤカワ書房/ハヤカワ文庫)
  ああ、これはもうさすがとしか言いようがないですね。本当にこんな場所があるのでは、と思わせるくらいのリアリティと緻密な設定。「直接接続者」の設定も素晴らしいし、ただ便利なだけじゃないというのが良いです。しかも読みきり短編集のようでいて、全部の短編が最後にはきれいにまとまるという構成は圧巻。無関係に見えた奥さんの美和子さんのことは驚きましたし。ラストのピアノの話も映像的にも美しくて詩的で。ひたすら感動&うっとりでした。SFが好きな人もそうじゃない人もぜひ。

 5月 6日

  「げんしけん 1〜3」  木尾 士目 【漫画】
  えーっと、これってオタクの話で、自虐的に(笑)楽しめるかなと思って読んでみたのですが、そうでもないですね。どちらかというと一般人がオタクの中に入ってどうしようと…いう話かな。もう私くらいになると特に驚く所もないし(苦笑)。これは男のコが咲ちゃんとか大野さんとかを見て、こんな子がウチにも来ないかな、と萌える話なのかも?どちらかというと「くじアン」の方が面白そうで気になりますな。

 5月 4日

  「ブラックキャット4 チェックメイト」 新井 素子 (1月刊)【小説】
 シリーズを終わらせてくれただけでありがとう、と言いたいですね。謎になっている部分もあったし。ブランクがあっても文体があまり変わらないせいか違和感がなかったし。惜しむらくは山崎ひろふみの存在によってラストのオチが見えてしまうことかな。でもとにかくきれいにまとまってハッピーエンドで良かったと思います。ま、新井素子文体にはちょっと抵抗を覚える歳でもありますが(苦笑)。一人称小説だったらこれでも構わないんだけどな。

 5月 3日

  「流血女神伝 女神の花嫁(後編)」  須賀 しのぶ (3月刊)【小説】
 これはなぁ、もう本当に面白かったんですけど、それだけに残念。せめて「砂の覇王」の前に出せなかったのかな。結局ラクリゼがどうなるかも知っているし、カリエにしてもエドにしても謎じゃなくなっているじゃないですか。意外性という点ではマイナスですね。それでも男前で凛々しいラクリゼと情けないサルベーンの対比が素敵でした(笑)。やはりカリエにはラクリゼがお似合いだと思います♪

 5月 2日

  「花よりも花の如く 2」  成田 美名子 (新刊)【漫画】
 またまた地味なんだけど、良いですね。憲人が能にひたむきに打ち込んでいる姿が心に響くのかもしれません。こういう「何か」を見つけられる人は羨ましいと思います。もちろん苦労もそれだけあるのでしょうけれど。私は楽ちゃんと左右先生が好きなので、二人ともたくさん出てくれて嬉しかったです。ひろくんの話が切なかったな。続けていくのって大変だよね、どんなことでも。

 5月 1日

  「デーモン聖典 3」  樹 なつみ (新刊)【漫画】
 面白くないとは言わないですが、「花咲ける」ほど萌えないし(主人公がモテモテという話でもないしね)、「八雲」ほどストーリーが気になるという訳でもなく、どうにもパッとしない印象ですね。これだけを読んだら楽しめるのかもしれませんが、今までのイメージがあるから期待しすぎちゃっているのかな。でも明らかに絵は荒くなっているよね?線が太くなっているもんな〜。

 

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