読書日記

私が読んだ本の感想など。マンガ・小説、いろいろです。
ネタバレもあるかも。

 ◆8月の日記


 今月も小説を頑張って読みました、15冊。すごいぞ私。その割に「積読本」はあまり減ってません。それだけ読む量よりも買う量の方が多いってことですね…(泣)。
  No.1
帝国の娘 (前編)
帝国の娘 (前編)
posted with amazlet on 06.09.04

須賀 しのぶ
集英社 (1999/07)

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  です。「でたまか」と迷ったんですが、ハマリ度でこちらに決定。「帝国の娘」「砂の覇王」と全部で6冊もあったのに、あっという間に読んでしまいました。しかしここまで読んでもまだ序章、という感じです。先は長そうですが、ついつい惹き込まれちゃうのよね…。


(新刊)は今月発売のものです。
 8月31日

 「モーツァルトは子守唄を歌わない 1」
     有栖川るい/森雅裕  (新刊)【漫画】

 最初はこの人の絵柄で歴史モノは似合わないんじゃない、と思っていたのですが、読んでいるうちにイイ感じになってきました。だってベートーヴェンが探偵役でモーツァルトの死の謎を解くミステリ、というぶっ飛んだ設定なんだもん。チェルニーくんが特にヨイですね。可愛くて。原作も読んでみたいです。

 「G・DEFEND 12」  森本秀 (新刊)【漫画】
 また、しばらくは短編なのかなー。隊員のほのぼの日常物語も嫌いじゃないですが、やっぱりド派手なアクションシーンとか、大掛かりな国家的陰謀とか、そんな話が読みたいですね。今回はDr.が可愛かったので、良しとするか(笑)。昔の絵よりも、今の絵の方がDr.に限り、好きかも。

 8月30日

 「MONSTER 17」  浦沢直樹 (新刊)【漫画】
 いよいよ大詰めですね。かなり色々な事が分かってきました。次の巻が最終だとか。ここはビシッと決めて頂きたいものです。全部完結したら、最初から一気に読みたいな。かなり忘れている事もあったりするので。ニナやテンマはいったいどうなるんでしょうね。早く続きが読みたいよー。

 8月29日
 「ジュリエットの悲鳴」  有栖川有栖 (新刊)【小説】
 やっぱりこの人は短編向き、だという気がしますね。元々、すごい大掛かりなトリックを生み出すタイプじゃないので、小ネタで短くまとめる方がすっきりとしていて良いです。「登竜門〜」が面白かった。きっと「欲しいー!」と思う作家の人もたくさんいるんだろうな。というよりも自分が欲しいんでしょ?(笑)
 8月28日

 「ディア マイン 全4巻」  高尾滋 (4巻新刊)【漫画】
 とりあえず完結したので読んでみました。でも面白かったです。というよりも、切なくて感動的でした。ええ話や。主役の二人が純粋で可愛すぎちゃって、読んでいてちょっと、こそばゆい感じはしましたけど。なんつーか、恥ずかしい〜、と裸足で逃げ出したくなるような。せめて10年前に読みたかった…(笑)

 8月27日
 「流血女神伝 砂の覇王 1〜4」 須賀しのぶ 【小説】
 一気読み(笑)。こんなに巻が進んでも「流血女神」が出てこないじゃないの、と思っていたら、最後の最後にやってくれました。もう続きが気になって仕方がありませんが、5が出るのはしばらく先のようですね。カリエの波乱万丈はまだまだ続きそうです。本当になんて人生でしょう。でも大丈夫、君にはエドがついているさ。
 8月26日

 「日本を休もう 15」  東宮千子 (新刊)【漫画】
 どんどん重くて暗い展開に。でもこの話は思いっきりシリアスなので、もっとやってください、という感じ。大好きなのです、こういう雰囲気が。特にこの人の作品は、キャラクターのセリフと表情に、打ちのめされてしまいます(良い意味で)。私の心の奥深くに突き刺さってくるようです。

 8月24日

 「YASHA 夜叉 10」  吉田秋生 (新刊)【漫画】
 ああ、なにやら愛憎のもつれでぐちゃぐちゃになってまいりました。みんな情が深いのね…。今回はタケルが良い味出してます。イイ男じゃーん。静はなんだかすっかり変わってしまいました。まさに夜叉です(泣)。彼には菩薩のままで戦う方法を探して欲しかったな。夜叉になっちゃったら、凛とおんなじだぞ。

 「サイレント・アイ 6」   赤石路代 (新刊)(完結)【漫画】
 ちょっと意外な終わり方かも。でも考えてみると、これが妥当かな。仕方がなかったのかもしれないですね。とりあえずみんな幸せでめでたしめでたし。続けようと思えば、ずっと続けられそうなシリーズだっただけに、ちょっと物足りないような気もしますが。

 8月23日

 「新撰組異聞 PEACE MAKER 5」 黒乃奈々絵 (新刊)【漫画】
 ああ、暗い。しかも痛いし血まみれだし。本当にこれをガンガンで連載してイイのか…?(笑)。私はそんな所が大好きですが。新撰組はこうでなくては。今回も「静」と「動」の使い方が上手いです。セリフが全くないシーンで緊迫感を高めておいて、一気に畳み込む、という。読んでいてぞくぞくっとします。早く続きを〜。

 「天は赤い河のほとり 25」   篠原千絵 (新刊)【漫画】
 いよいよ、ストーリーも大詰めという感じですね。ナキア皇太后が失脚しちゃったら、それ以上の悪役や邪魔者なんていないでしょう。あ、そうか、とうとうラムセスと全面対決か。なんて言っていたら、もっとすごいヤツが出てきちゃったりしてね。いやだなぁ、そんな話(笑)。

 8月22日
  「ヤーンの翼―グイン・サーガ80」  栗本薫 (新刊)【小説】
 今回も進んだような進まないような感じですが、なにはなくともヴァレリウス(笑)。ああ、嬉しかった。ヴァレリウスとグインの対面は感激の一言に尽きます。グインはともかくヴァレはかなり変わってしまったような気がしていましたが、やはり彼は彼でした。あのグインに、この立場でありながら「自分をつれていけ」なんて言えるのは彼くらいだろうなぁ。根っからの心配性・世話焼きさんなんですね。いとしいです。
 8月21日
 「冥境青譚抄 1,2」  波津彬子 【漫画】
 雨柳堂よりもこっちの方が好きかも。というよりも、主人公がタイプなだけか?(笑)。黒髪長髪の美形で女に甘くて…、たまりません。もちろん幻想的で詩的な雰囲気もそのまま。ストーリーもちょっとほろりとさせてくれて好みです。どうしてこんなにカラーがきれいなんでしょうね。うっとりしてしまいます。
 8月20日
 「流血女神伝 帝国の娘 前後」  須賀しのぶ 【小説】
 これはまた、壮大な序章ですね。まだ流血女神なんてほとんど出てこないし、どうみても先は長そうです。これからはカリエの出生の事がメインになっていくんでしょうし、舞台の国も変わるのかな。面白かったし、ファンタジーとしても世界がしっかりとしているので、続きを買ってくることにします。
 8月19日
 「フルーツバスケット 7」  高屋奈月 (新刊)【漫画】
 すごく久しぶりの新刊です。連載も再開するようでこれからは順調に出てくれるかな。小生意気な仔羊ちゃんはどうみても夾くんです。やっぱりな。だんだん書き分けが出来なくなるんじゃないかと思っていました。慊人が杞紗を殴った、てのは意外でしたね。ヒステリーだけど、自分の手を汚すようなヤツには思えなかったので。ま、今回ははとりさんの表紙で嬉しいなっ。中表紙の寝不足姿にくらくら。
 8月18日
 「アウトニア王国奮戦記 でたまか
   問答無用編 奮闘努力編」   鷹見一幸 【小説】

 うーん、スペオペなんて久しぶりに読んだなぁ。面白かったです。実際、一人称でこれだけ書けるって驚き。しかも設定はなかなか華々しいのに、やっている事はあくまでも地味ってのが、この人らしい作品ですね。私は「時空のクロス・ロード」よりもこっちの方が好きかも。伏線もきっちりと張られていて、かなり計算して書かれています。ストーリーは『でたまか』じゃないね。テンポもいいし、あっという間に読んでしまいました。しかも泣けるー。
 8月17日
 「お迎えです。 3」  田中メカ 【漫画】
 今回はちょっと切ない話が多かったです。GSGの社員は大変そうですね。死んでいてもやっぱり大切な人には会いたいもんね。しかも会ってもつらくなるばかりでは。死んだ後もそんな苦労しなくてイイじゃない、と思ってしまいます。それでも楽しそうにしているナベシマさんやゆずこちゃんはスゴイな。何がそうさせるんでしょうね…。
 8月16日
 「心とろかすような」   宮部みゆき 【小説】
 犬の一人称ってだけで十分変わっているし、面白いんですけど、なかなか丁寧な作りで、良い短編集ではないでしょうか。犬が入れない場所や見えない(認識できない)ものもたくさんあるはずなのに、ミステリーとして成り立たせるのはスゴイ。ちょっと力技って感じですけどね。犬はそれほど目は良くないし、色の識別も出来ないらしいですから(笑)。
 8月15日

  「ナバナババラダイス 博士の魚たち」
      TONO 
【漫画】
 この人の短編集ってやっぱり好きだなぁ。発想が独特で、しかもちょっとブラックなネタが多いのですが、絵柄のせいか、読後感はヤケに爽やかさん。ずっとこの妙な味を失わないでいて欲しいです。絵も上手くならないでね(笑)。私はカメレオン病になりたいぞー。

 8月14日
 「今はもうない」   森博嗣 【小説】
 これってミステリーか…? ほとんど「西之園嬢」へのラブレターだとしか思えないんですけど。彼女に対する絶賛ぶりがちょっと読んでいてシンドイです。叙述トリックも何となく想像がついていたし、それ以外には大したトリックもなく…。幕間の犀川先生に救われました。アレがなかったら、最後まで読めなかったな、きっと。それにしても、いつも文句言いながらも、このシリーズ読んでいるよなー、私。なぜだか自分でも分かりません。惰性、あるいは意地かも(苦笑)。
 8月13日
 「お迎えです。 1,2」  田中メカ 【漫画】
 内容はあるようなないような感じですが、ほのぼのしていて面白かったです。ウサギの着ぐるみが可愛いしね。ナベシマさんが意味もなくハンサムで笑えます。今回は何の「強化月間」かなー、と考えるのも楽しい。円ちゃんは単なるお人よしのイイ人なのか、それともイイ性格をしている人なのか、いまだ不明。
 8月12日

  「妖精国の騎士 40」  中山星香 (新刊)【漫画】
 ちょっと話が進みました。というよりも急展開ですね。しばらく舞台はグラーンになるのでしょうが、4人が揃っていれば何も怖いものなんてなさそうです。エーリリテ姫はあの3人と一緒にいても全然引けを取らないあたり、かなり偉大かも。彼らはほとんど人間外だもんね。シェンドラ姫だけがいつまでも変わらないのでほっとしたり。

 8月11日

  「堕落天使」    星野ケイ 【小説】
  「天使降臨」    
 シリーズものなので一度に。ストーリーはありがちですが、敵の呼称が「天使」だというのはちょっと変わっているかも。読んでいてすごく面白い!という訳でもないのですが、テンポがいいので、あっという間にラストまで行ってしまった感じです。作者が香港が好きだというのが良く伝わってくる作品でした。日本よりも香港の描写の方が生活感があるんだもん。

 8月10日

  「市長 遠山京香 1」  赤石路代 (7月刊)【漫画】
 多分、華浜市のモデルは横浜市だと思うので、地元民としては色々思い当たる事も多いですね。なるほどー、と共感したり、うなずいたりしちゃいました。基本ストーリーは遠山の金さん(あるいは水戸黄門)なのですが、オチが分かっていても面白いです。ところで京香さんは何歳の設定なんだろう。自分で言っているような「オバサン」には見えないけどなー。

 8月 9日

  「DATA 5」   橘皆無 (7月刊)【漫画】
 話が進んだような進まないような感じですね。新しい石や器の人も出てきていないしねぇ。次の巻にはいったい誰が表紙になるのかな(笑)。ダリヤは最初あまり好きじゃなかったのですが、ちょっと可哀想になってきました。皆にちやほやされても結局は石の力だし。でも石を持っている事が自分の自信になっているんだろうしね。

 8月 8日

  「ZERO 1〜5」  やまざき貴子 (5巻新刊)【漫画】
 以前に3巻くらいまでは読んでいたのですが、訳が分からなくなって放り出していました(苦笑)。今回、一気に全部読み返してみて、やっと面白くなってきた感じです。5巻でだいぶ謎が解けてきたからかもしれませんけどね。いよいよクライマックスなので続きが楽しみ。こういう話ってちゃんと伏線を処理して、ラストをばしっと決められるかどうかに全てがかかっているからねぇ。

 8月 7日

  「さんさんさん 2」  柳原望 (新刊)(完結)【漫画】
 相変わらず主役の二人は「きれいごと」ばかりで甘っちょろいなぁ、と思ってしまうのですが、そんな自分がちょっと情けなくなったり。私には決してそんな生き方は出来そうにないから。だからこそ主役の周りにいる人たちの、地に足をつけて現実的にしか生きられない姿がいとおしく思えます。ミロさんがイイ味出してました。

 8月 6日

  「幻獣の星座 3」  秋乃茉莉 (7月刊)【漫画】
 今回もガルーダの人間形は出ないのかぁ。がっかり。どんな美形だか、楽しみにしているのに(笑)。風斗は極道だったり、法王だったり忙しいですな。でも本人はごく普通の生活がしたいんだろうけど。気の毒ですが、そこが見ていて楽しいので、頑張ってね。蒼麒さまがうるわしくてイイ性格で素敵です。

  「妖都鎮魂歌」  笠井あゆみ/今井秋芳 【漫画】
 笠井あゆみさんの絵は好きですが、漫画はどうかなー、と思って買っていなかったのですが、良かったです。なんといっても壬生くんがカッコイイし、如月はきれいだし。ツーショットなんてうっとりしてしまいます。次は村雨をよろしく。あれ、でも「1」って書いていないので、続きはないのかな…。

 8月 5日

  「KLAN 1」   田中芳樹 (7月刊)【小説】
 なかなか面白かったですが、別に田中芳樹が書かなくても…、という感じの内容でした。実際、続きは別の人が書くような雰囲気ですしね。ストーリーはありがちだし、主人公のキャラクターはいまいちパッとしないし。アリョーシャは割と良かったけど。これから面白くなるのかな…? アニメにするらしいので、小説よりもアニメ向きの題材なのかもしれませんね。

 8月 4日

  「クリスタル・ドラゴン 18」  あしべゆうほ (7月刊)【漫画】
 ちょっと絵がちまちましているような印象でした。アップが少ないのかな。そのせいか、アリアンがやたら小さく見えました。上着が大きいから? 髪が短いから?やっぱりアリアンは髪が長い方が良いですね。ストーリーは相変わらず思わせぶりなセリフのオンパレードでますます混乱に…。続きが気になる〜。

 8月 3日

  「ヒカルの碁 13」  ほったゆみ/小畑健 (新刊)【漫画】
 おおっと、息詰まる展開にッ! いえ、比喩じゃなくてね。ホントに息をするのを忘れそうなほどに、ぐいぐいと引き込まれながら読みました。佐為と塔矢名人の対局は圧巻ですね。描写は静かなのに、二人の気迫が伝わってきて、怖いくらいでした。はー、続きが気になります。いったいどちらが勝つんだー?!

 8月 2日

  「純金の童話 全2巻」   木原敏江 【漫画】
 絢爛豪華なコメディーで(笑)、とても面白かったです。やっぱりレースのびらびらとか、きらきらした美男美女とかを描かせたら最高ですね。ラストはむりやりまとめたような感じがありますが、『物語』は最後はめでたしめでたしがイイので、これはこれで良かったかも。

 

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