読書日記

私が読んだ本の感想など。マンガ・小説、いろいろです。
ネタバレもあるかも。

 ◆7月の日記


 今月は『積読本を消化しよう月間』ということで、頑張って小説を読みました。なんと18冊…! すごいぞ。このペースで読めば積読本もあっという間に片付くんだけどなぁ。
  No.1
秘密
秘密
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東野 圭吾
文藝春秋 (2001/05)

売り上げランキング: 4,889
  です。個人的には「ONE PIECE 19巻」が最高に嬉しかったですが(プリンス〜♪)、内容的にはこちらでしょう。元々から東野圭吾氏は好きでしたが、これは「傑作」です。間違いなく氏の代表作になるでしょうね。結婚経験のある人は読むべし。

(新刊)は今月発売のものです。
 7月31日

 「雷鳴の符」    あしべゆうほ (新刊)【漫画】
  ちょっと懐かしいキャラクターたちも登場して面白かったです。でも終わり方が中途半端かな。もう少し読みたかったような気もします。ネタが陰陽師モノなので、今の流行に乗っかって、ちょうど良かったのかな。描かれたのはだいぶ昔みたいですけどね(苦笑)。泰っちゃんがイイ味を出していました。本当はどんな人だったのか気になりますね。

 7月29日

 「天帝妖狐」    乙一  (新刊)【小説】
  なんだかタイトルだけ見ると伝奇モノみたいですが、実際はホラーですらなくて、とても叙情的で詩的な作品でした。同時収録の「落書き」はアイディアも面白いし、ストーリーも良いですが、「天帝妖狐」の方が描写が素晴らしかったです。いや、ほんとに、こんなに文章が書ける人だったのか、と驚いてしまったくらいで。これも好きだなぁ。でもやっぱりタイトルはいまいちじゃないの。

 7月28日

 「ネコノメノヨウニ…」   田中啓文 (新刊)【小説】
  あ、これは普通だ。普通のホラーでした(笑)。いやその、いつもはとんでもないホラーなのでね…。もちろんデロデロでグログロで読後感が悪くて…、といった所は同じですが、かなり遠慮したな、という感じです。でもこれがコバルトに載っているのは怖いぞ。うん、そっちの方がよほどホラーだね。私は好きだけど、普通の女の子にはウケなかろう。

 7月27日
 「ウロボロスの環」   有栖川るい (新刊)【漫画】
 久しぶりにこの人の新刊が出たような気がします。でもやっぱり絵はきれいだし、話は複雑で面白いし。ま、ラストがちょっと物足りない気もしましたが。あと1回分くらい欲しかったなー。この人の話は好きなので、もっと活躍して欲しいです。いつもキャラクターの顔は同じだけどね(笑)。

 「妖獣の門」  篠原烏童 (新刊)【漫画】
 文庫になりました。コミックスは持っているけど、見た瞬間に欲しくてつい、衝動買いです。でもやはり良いものは何度読んでも良いですな。これがデビュー作だとは。驚きですよ。インパクト強すぎ。デビュー作から作風も絵柄もほとんど変わっていないのはすごいですね。完成度が高いです。あ、未読の物も入っていたので、ラッキーかな。
 7月26日
 「シカゴ 2」   田村由美 (新刊)(完結)【漫画】
 ありゃ、終わっちゃいました。ちょっと消化不良かも。ここで終わり…?という感じですね。ところでこの人の描くキャラクターたちはみんな強いです。力だけじゃなくて心もね。まず瞳が力強いもんなぁ。でも普通はそう強くはなれないよねぇ。羨ましいと思う一方で、こんなヤツいるかよ、と思ってしまう…(苦笑)。

 「華夜叉17 双恋記」  田辺真由美 (新刊)【漫画】
 今回はちょっとコメディが多かったかな。というよりも晴明サマがコメディに巻き込まれちゃっているので、そんな印象なのかも。ぼーっとしている晴明サマはなかなか色っぽくて良かったです(笑)。あ、そういえば、今回は壱弐参があまり活躍しなかったなぁ。がっくり。可愛いのにー。どれも番外編みたいな話だったからね。
 7月25日

 「天翔けるバカ 1,2」  須賀しのぶ 【小説】
  バ、バカだ…。こんなおバカな主人公は珍しいですね。みんな飛行機バカだけど、ヒヨコちゃんはただのバカ(苦笑)。私は飛行機の事はよく分かりませんが、キャラクターが個性的で面白かったです。基本的にはコメディタッチですが、戦争の話だから、ほどよくシリアスも混じっていて、バランスが良かったですね。文章も読みやすいのでこの人の作品を探してみようかな。

 7月24日

 「夏のレプリカ」  森博嗣 【小説】
  今回、犯人はともかくとして、ラストはそんなのありかー、という感じ。というのは、やっぱり現実なんてこんなものよね、と思わされたからです。そこに至るまでが幻想的で美しくて詩的であればあるほど、現実はそうじゃないってことを思い知らされるので。ま、でもミステリってのはそうやって全てを散文的にしてしまうものですから、仕方がないですね。

 7月23日

 「真・天狼星 ゾディアック 全6巻」  栗本薫 【小説】
  一気読みです。えーっと、はっきり言ってこれはサギですね。「ヴァンパイア」がとんでもない所で終わっていたので、続きを読みたかったのですが、そこに辿り着いたのはなんと6巻のなかばでした。もう終わりじゃん。そこまではほとんどヴァンパイアの焼き直し。伊集院さんの視点に変わっているだけです。しかもあまり意味のない劇中劇もあったりで、じりじりさせられました。晶くん=可愛い子猫ちゃん的な表現もタスケテという感じ。と、文句ばっかり言うなら読まなきゃいいのですが、これがまた面白いのが困った所で。今回のラストは壮観だったしな−。あ、でも次回はアトムくんと伊集院さんの話にしてください(懇願)。

 7月20日
 「少年魔法士 8」  なるしまゆり (新刊)【漫画】
 絵が変わったという感じはしないのですが、表現力がものすごくなりました。もう、どこかの高みにイッてしまったという雰囲気。才能ですね。この人の作品って、特別に仰々しい言葉を使ってはいないのに、言い回しが上手いなあー、と思うことがあります。ズバッと伝わってくるんですよ。言魂ってヤツが宿っているのだな、きっと。

 「ルナティック ジェニーシリーズ8」  河惣益巳 (新刊)【漫画】
 さすがジェニーの家族だけあって、まともな人が全然いませんね。こんな中にいて、兄さんはよくあそこまで普通に育ったものだと。それだけ苦労しそうですが。ジェニーにも子供が出来たし、これからは「家族」や「親子」がテーマになっていくのでしょうか。でもやっぱり子供は少しくらいおバカさんの方が愛嬌があって可愛いよね…。
 7月18日
 「アニマルチャンネル 1」  佑羽栞 【漫画】
 だいぶ前に出たのを買ってはいたのですが、読んでいませんでした。というのも主人公の女の子が「オレ」なんて言うのが、ちょっと気に入らなかったから。それに動物と可哀想な境遇の女の子のとりあわせが、いかにもって感じでねー。読んでみるとそれなりに面白かったのですが、素直に感動は出来なかったです。ああ、もう私は純粋じゃないんだわ…(笑)。
 7月17日

  「小さな人のむかしの話」  佐藤さとる 【小説】
  これは児童書ですが、入れちゃいましょう。コロボックルシリーズで、全部読んでいると思ったのですが、これだけ読んでなかったんです。「小説の部屋」に書こうと思って調べているうちに発見しました。児童書といっても大人が読んでも十分に面白いです。言葉は簡単で分かりやすいのに詩的で表現が美しくて、文章を書く上での勉強にもなりますし。オススメです。

 7月16日

  「三月は深き紅の淵を」  恩田陸 (新刊)【小説】
  これはすごく印象的な作品でした。面白いといえば面白いし、よく分からないといえばよく分からないのですが。いやもう言葉にするのは難しい小説だ、としか言いようがないですね。といいつつも、「そのほか日記」にいろいろ書いちゃいましたけど。思わず。読んでいる人を巻き込むような吸引力は相変わらずすごいです。

 7月15日
 「ぴくぴく仙太郎 20」  布浦翼 (新刊)【漫画】
 おー、もう20巻かぁ。この話って別に続いている訳じゃないから、終わろうと思えばいつでも終われるし、続けようと思えば永遠に続けられるよね。何年たっても仙太郎は小さく可愛くて、バクちゃんは歳を取らないんだな、きっと。うらやましいぞ。でもこのコミックスの刊行ペースだと、中身が今の時期と合ってないんだよね。お正月や桜の話されてもなぁ(苦笑)。
 7月14日
 「G・DEFEND 10〜11」  森本秀  【漫画】
 わー、絵が全然違うよー。「仁獣」があったので、仕方がないですね。みんなちょっと可愛くなったような感じ。これはこれでまあいいかな。まだ違和感がありますが、すぐに慣れるでしょう。ストーリーもヤケに甘々だし。しばらくはこのペースなのかな。本当はもう少し手応えのある話の方が好き。
 7月13日

  「三千世界の鴉を殺し 4」   津守時生 (新刊)【小説】
  今回はちょっとシリアスだったので、物足りないような気も。やっぱりルシファの大ボケぶりをもっと見たいですね。でもただのコメディじゃない雰囲気になってきているので、どうなることか。辺境惑星にも謎がありそうだし、人魚のヒトはまた出てくるんだろうし、しかもニコルまで出てきたしなー。ちょっと混乱してます…。

 7月12日

  「困った時には星に聞け! 13」  あべ美幸 (新刊)【漫画】
 えーっと、全然話が進まないぞ。しかもラブラブ度(笑)はますますアップしていると言うのに、相変わらずケンカばっかり。友達じゃないなんて言ってるしな。じゃあ何なんだー。いいかげんにくっついちゃえ、と思っているのは私だけじゃあるまい…。ま、次回は何か進展がありそうです。「2番目」だと気付いてしまった宝は、このまま我慢できるのかッ!?って感じですかね。

 7月11日

  「雨衣奇談」   椹野道流 (新刊)【小説】
  今回の舞台はベトナム…(泣)。いや、別にベトナムが悪い訳じゃないのですが、森や小一郎には全然似合わないよう。しかも暑さで森はほとんど死んでいたしね…。そのせいか小一郎もちょっと元気がなかったような気がします。ストーリーの方はいよいよ森のもう一つの過去が明らかになってきて、う〜ん、こいつはいろいろ背負っているなぁ、と思わずうなってしまいました。これからが楽しみです。

 7月10日

  「GONDWANA」  やまざき貴子 【漫画】
 「ムシ」シリーズですね。ほのぼの可愛い「アカデメイア」シリーズとは違って、「ムシ」シリーズはいつもちょっと切ない話が多いのですが、今回はかなりつらかったなぁ。やはり過去に行くとなると、自分はそこに存在してはいけない人間だ、という意識が強いでしょうし、歴史に関与できない、というしがらみもありますしね。「傍観者」になってしまう所がつらいのかも知れないです。

 7月 9日

  「BUD BOY 13」  市東亮子 (新刊)【漫画】
 今回は短編集ということで、ちょっとコメディタッチですが、またも謎の男が登場。彼はこれからちゃんと出てくるのかぁ? 伏線ばかりで解決しないことが多いからね、頼みますよ。薫さまの豹変とか、藍士のオチャメぶりとか、見どころもたくさんありましたが、やっぱり従順な蕾…、見たかったなぁ。

  「遥かなる時空の中で 3」  水野十子 (新刊)【漫画】
 やっぱりこれは萌え萌え話なのね〜、と思ってしまいました。クサイ台詞もカッコイイ八葉さまたちならば、嬉しいのよね、きっと。とりあえず頼久さんと泰明さんが素敵です。ぐっときますね、ぐぐっと。ところで友雅さんはまだ八葉じゃなかったのね。その割にはやたら目立っていますけど。

 7月 7日

  「秘密」    東野圭吾 【小説】
 積読本を〜(もう止めよう…)。面白かったです。設定の上手さもあるでしょうが、描写もすばらしいですね。ただ、これは絶対に結婚してから読むべきですね。だって夫婦の話だもん。結婚していないとよく分からない、と言うかピンと来ない部分も多そうです。子供がいたらなおヨシ、かな。ラストは賛否両論ありそうですが。ちなみに私はOKでした。

 7月 6日

  「夢やしきへようこそ 12」  さちみりほ (新刊)【漫画】
 また「斎」と「夢やしき」が並んでいる所を見られるとは…。ああ、至福。ストーリーはいよいよ大詰め。勇太があんなことやこんなことになってしまって…。兄さんは、そしてやっちーはいったいどうなっているのやら。時代背景もあいまって、かなり切ない感じです。それになにより、「終わり」に近づいていく雰囲気が寂しいのよね…。

  「シリーズ斎 3 金色絵本」 さちみりほ (新刊)【漫画】
 あー、相変わらず、斎はかわいいこと。櫂さんはカッコイイしね。いつも斎のストーリーは切ないものが多くて、今回もちょっとやるせない気持ちになりました。救いのない話がほとんどなのに、読後感がそんなに悪くならないのは、やっぱり斎のキャラクターなんでしょうね。

 7月 5日

  「消える総生島」   はやみねかおる 【小説】
 積読本を〜(くどいって…苦笑)。キャラクターたちは相変わらず楽しいし、活き活きしていていいのですが、ストーリーはなんだかなぁ…。あのトリックはないと思うな。私も考えたけど、それはないだろ、ってのが答えなんだもん。どんな仕組みだ、どんな。ラストはなかなか良かったけど。

 7月 4日

  「ONE PIECE 19」  尾田栄一郎 (新刊)【漫画】
 ぐはっ(吐血)…。プリンスー、プリンス最高だー!!! メガネがカッコイイよぉ〜。ばんざーい、ばんざーい! 今まであまり活躍しなかったのはこのためだったのねっ。ありがとう、ありがとう尾田先生!(壊れた…)。今回はサンジファンのためにあるような巻ですね。あ、ちなみに泣きませんでした。鼻血は噴きそうでしたが(苦笑)。

  「テニスの王子様 9」 許斐剛 (新刊)【漫画】
 表紙を見て、「誰?」と思っちゃいました。ゴメン、不二くん。だって目が開いているし(笑)。今回は大活躍でしたね。やっぱり美味しいとこ取り。その分、部長の出番なしですが。またかい…(泣)。ところで橘くん、なんで髪切っちゃったんだー。ライオンヘアーの方がかっこいいのになぁ。インパクトもあるしね。

 7月 3日

  「時空のクロス・ロード 2 サマーキャンプは突然に」
      鷹見一幸 
【小説】
 積読本を片付けよう月間「第2弾」(笑)。突然ですが、カレーが食べたい。このシリーズは戦闘やアクションの描写よりも、料理の描写がズバ抜けて上手いですな。おなかがすいちゃいますよ。「1」の方がインパクトはありますが、女の子が主役なので違った雰囲気で面白かったです。泣けるー。

 7月 2日

  「イズァーカ商会へようこそ」   前田珠子 【小説】
 積読本を片付けよう月間「第1弾」です(笑)。やっぱり熟練の技。安心して読んでいられます。キャラクターも、世界観もしっかりしているしね。イメージをかきたてられるような描写が美しいですね。シリーズモノかどうか分かりませんが、続編も読みたいな。超絶美形で性格最悪のアージー・モーズが素敵です。こういうひとくせある人は良いなぁ。

 7月 1日

  「キャプテン翼 1 −ROAD TO 2002」
       高橋陽一 (6月新刊)
【漫画】
 いいかげんに卒業しようと思いつつも、つい買ってしまいました(笑)。ま、中身は相変わらずですね。ただ小次郎の家が新しくなったのは嬉しかったかも。かなり貧乏でしたからね、彼のウチは。それから健ちゃんの「永遠のキャプテン」にもぐっときました。ああ、いいねぇ(意味不明)。翼くんのコメントがないって…(苦笑)。

 

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