読書日記

私が読んだ本の感想など。マンガ・小説、いろいろです。
ネタバレもあるかも。

 ◆6月の日記


 今月はマンガも小説もそれなりに。あまり新刊がなかったので、新しい人にも挑戦しています。いろいろと。
  No.1
新撰組異聞PEACE MAKER 1 新装版 (1)

黒乃 奈々絵
マッグガーデン (2005/09/10)

売り上げランキング: 2,807
  です。今月は迷いました。「C!」にしようか、瀬川ことびにしようか、それともこれにしようか。でもハマり具合でやはりこれに。

(新刊)は今月発売のものです。
 6月29日

  「Lady Midnight」   和田慎二 (新刊)【漫画】
 珍しく単発モノ。でもスタンスは全く変わらず。ちょっと古くさい感じもしますが、そこが好き。いやホント「スケバン刑事」と変わってないって。あれを楽しく読んだ人にはオススメだけど、最近の読者にはどうなんだ? しかも久しぶりの秋田書店だし。ま、古くても良いものは良いってコトで。

  「能瀬くんは大迷惑Jr編 4」  辻よしみ (新刊)【漫画】
 ああーっ、Jrがすごく大きくなっちゃってるー。しかもシロも、ジョウイも…。ジョウイにいたっては、まるで別人なんですけど。し、白いよ!? Jrもすっかり女の子姿だしねー。本当にこれでイイのか、このマンガ(笑)。続きが気になることは間違いないですけど。ところで能瀬パパ相変わらず。今何歳なんだ?

 6月28日
 「聖霊狩り −夜を這うもの」  瀬川貴次 (新刊)【小説】
 飛鳥井くん、すっかり主役の座を奪われちゃいましたね。女の子たちの方がイイ味出してます。やっぱりこの人は女の子を書くのうまいですね。活き活きしてるもん。私もこの子たち、特に萌ちゃんが大好きなので、もっと活躍して欲しいです。『敵』と書いて『とも』と読むって名言だなぁ。ちょっとえっちいしね(笑) 
 6月27日

  「螺旋のアルルカン 2」   JET (新刊)【漫画】
 作者の好きなもの、というか描きたいものを全て詰め込んだ、という雰囲気のこのシリーズ。でもこの人にしては珍しく恋愛も含んでいて変な感じだけど(笑)。ま、半分マザコンだけどね。主人公のキャラクターにしても今までのイメージではないものをやろう、としている所がうかがえます。吉と出るか凶と出るか。

  「カトラス―少年たちの刻 1」  氷栗優 【漫画】
 かつて別の出版社で出していたシリーズが中途半端で終わっていたので、その続編かな、と思ったのですが、同じ世界を描いた別のシリーズといったほうが良いみたい。共通するキャラクターもいますが、主人公も違うし、作風もなんか違う…。ま、これはこれで面白かったので、続きを読むことにします。

 6月26日

  「トッペンカムデンにようこそ 3」  征矢友花 (新刊)【漫画】
 絵は相変わらずへろへろ〜、としていますが、それが味なのかなと思えてきました。ファンタジー世界なので微妙なリアリティのなさが似合っているんですね。レジーのモデル姿がヤケにきれいで笑えました。イヤ笑うなって。今回のレジーの冒険記はあっさり片付いちゃったね。このネタは最後まで引きずっても良かったんじゃないかなぁ。それで元に戻ってめでたしめでたし、でしょう。

 6月25日

  「BASTARD! 22」   萩原一至 (新刊)【漫画】
 もうストーリー、忘れちゃったよ。というよりも、スケールがでかくなりすぎて何がなんだか分かりません。あの人とかあの人とかあの人とか、いったいどうなったの、と思ってしまいました。絵は相変わらずキレイだし、造形センスも抜群ですけどねー。それにしても女のコがみんな胸デカすぎ。体のバランスがおかしいだろ。最初の方はそれほどでもなかったのにね。

 6月24日
  「ルア−の角笛―グイン・サーガ79」  栗本薫 (新刊)【小説】
 ちょっと前から気になっていたのですが、作者のスタンスが良くわかりません。グインを主役にしたストーリーを書きたいのか、それともグインの存在する世界(あるいは歴史)を書きたいのか。グインがメインにしては他の人がでしゃばりすぎているし、歴史を描くにしては公平さがないしね。今回もイシュト側の描写がほとんどなかったので、彼の行動がヤケに唐突に感じました。レムス側の描写がないのはもうあきらめましたけど。ナリスの描写が多過ぎなんですよ。
 6月22日

  「からくりサーカス 18」  藤田和日郎 (新刊)【漫画】
 「しろがね」ってみんな無表情で感情がないんだと思ってました。でもそうじゃなくてやっぱり「人間」なんですね。ナルミもこのまま人間らしく突き進んで欲しいです。今回は女の子が良かったな。強くてカッコイイ女の子って憧れちゃいます。アシハナさんもすっかり巻き込まれてしまってこれからが楽しみ。

  「杖と翼 1」  木原敏江 (新刊)【漫画】
 花のサン・ジュストくんですか。ベルばらを思い出しますな。ストーリーとはあまり関係はないけど。このへんの歴史って私は全然知らないので、この先がどうなるのか気になりますね。いやサン・ジュストがどうなったかくらいは知ってますが。この人の麗しい絵には洋モノが似合うなぁ。あ、でも夢の碑みたいな和モノもいいんだよね。

 6月21日
 「新撰組異聞 PEACE MAKER 2〜4」
      黒乃奈々絵  【漫画】

 ハマった…。 と、これだけ書いてコメントを終わりにしようかと思いましたが、それはさすがに極道すぎますかね(笑)。いやその「はまりもの」に書こうと思っているのでね…。山崎姉弟が最高だー!
 6月20日

  「螺子−ねじ−」   由貴香織里 (新刊)【漫画】
 1,2作目と3作目の絵が違いすぎ。作風も違うんですけど。綺羅綺羅しくてゴシックホラーな雰囲気が好きなのに、なんでアメコミ風なんだか。作品の内容と表現方法が全然合ってないような気がしました。それにルーザーはどこにいってしまったのだ。ネジもバツもどうでもいいからルーザーを出してくれ、と思ってしまうのは私だけか。

 6月19日
 「夏合宿」  瀬川ことび  【小説】
 今回は女の子とその友達の話がなかったので、ちょっと残念。でも「たまみ」がいいノリだったなぁ。もう笑わせてくれました。怖いといえば怖いんだけど、やっぱりバカバカしくて笑っちゃうんです。どの作品も読後感がいいので、ホラーが苦手な人でも読んで欲しいな。いや、実際、分類が「ホラー」でいいのか、と思えるくらいだしね。
 6月18日

 「氷の魔物の物語 17」  杉浦志保 (新刊)【漫画】
 や、やっぱり絵が違う…(泣)。荒くなったのかと思いましたが、そうじゃなさそう。絵が変わっているんですね。顔がみんな丸くなったみたいです。それにちょっとゴツくなっている…。それでも十分皆さん線が細くて美形には違いないんだけど、なんか悲しいな。今回のストーリーはリーリアが可哀想でした。あれじゃ悪役だもん。絶対に憎まれてるよ、あのコは。

 6月17日

 「にしむく士 5」  大和和紀 (新刊)【漫画】
 あら、終わりですか。面白くなってきた、と思ったとたんに終わっちゃいました。育児が忙しいのかな。それともやはり江戸時代ものはあまり人気がなかったとか。地味だもんね。私はそこが面白いと思ったのですが。劇的なドラマも良いですが、たまにはこんなほのぼのした日常生活物語も良いものです。

 6月15日
 「新撰組異聞 PEACE MAKER 1」
      黒乃奈々絵  【漫画】

 これは面白いです。いやもう思いっきりツボにはまりました。新撰組のメンバーがイメージ通りか、というと、そんなこともないんだけど(笑)、イメージとか何とかそんなものをぶっ飛ばすパワーがあります。とりあえず1巻だけ買ってみたのですが、続きが気になっちゃって。なよなよの総司くんもいいですが、ほとんど忍びの山崎くんもヨイです。ま、なにはなくとも土方さんですが。愛が詰まってるなー。
 6月14日
 「ルートヴィヒII世 全3巻」  氷栗優  【漫画】
 きらびやかな装丁が作品の内容にぴったりですね。ストーリーはともかく、ルートヴィヒのキャラクターがとんでもないです。実際にこんな人だったとは思えないけど、もしかしたらそうかも、と思わせる妙な説得力がありました。この人の絵にも似合っているしね。耽美で退廃的で。これでもかっ、という感じでした。
 6月13日

 「薫さんの帰郷」  TONO 【漫画】
 「カルバニア」が面白かったので、他の本も買ってみました。やっぱり絵はいまいちですが、それ以上に内容がイイのでOKです。ちょっと風変わりで、コメディのような、でも何か考えされられるような、不思議な雰囲気はそのままだし。黒ゴミ袋をかぶった薫さんの姿に大爆笑しちゃいました。みずとくんが良い味を出してます。

 6月12日

  「雨柳堂夢咄 3」  波津彬子 【漫画】
 思い出したように読んでいるこのシリーズ。手に入った時に読むからです(笑)。でも読みきり形式なので、安心安心。今回も素敵な話でいっぱいでした。誰かに大切にされた物には魂が宿る、なんてこともあるかもしれない、と思わせてくれます。最近はすっかり使い捨てが定着している時代ですから、尚更ですね。それはさておきペテン師青さんがカッチョイイ。蓮くんと仲がいいのか悪いのかよく分からない関係もヨイですね。

  「水に棲む鬼」  波津彬子 【漫画】
 はー、表紙が美しいなぁ。紙の質感とも合っているんですよね。この人の作品が文庫になっているのは知っていますが、あまり買う気にならないのは、この美しさが削がれちゃうような感じがするからかも。ストーリーの方はレディース誌に掲載されたのでちょっと雰囲気が違いますが、「木蓮屋敷」が不思議な余韻を残してくれて好きでした。猫は可愛いし(笑)。

 6月11日
 「厄落とし」  瀬川ことび  【小説】
 さすが、笑わせてくれました。女性が主役で友人たちが出てくる話はいつもイイ味を出しています。特に温泉旅行の話が最高に良かったな。実際の友人がモデルだろ、と思えるくらいに描写が上手いしね。シリアスなものよりも、コメディの方がノリが珍妙で楽しいんだよね。でもこれって男の人が読んでも面白いのかなぁ。
 6月 9日

 「地球管理人 1」  杜真琴 (新刊)【漫画】
 この人の作品は初めて読みましたが、なかなかいい感じでした。絵もキレイだし、話もコミカルで面白いし。特にマオのキャラクターが笑えます。大人の姿と子供の姿のギャップの激しさがいいですね。他のキャラクターも個性的ぞろいで、続きが楽しみな作品です。

 6月 8日
 「化学室へおいで」  森本秀  【漫画】
 うーん、ニブい、ニブすぎるぞ、椿ちゃん。こんな大ボケキャラってこの人の作品では珍しいような。可愛いからOKか?(笑)。とんでもなく強引な響平ちゃんといいコンビですな。というよりも彼以外の人じゃ、絶対に口説きおとせんわな。鈍すぎて。

 「千都の緋神」  氷栗優  【漫画】

 かなりスケールの大きな話なのに、1巻で終わり、というところがちょっと無理があったのかも。結局カガミや牛王が何をしたかったのか良く分かりませんでした。彼らについてはほとんど描かれてなかったしね。それにどこからどう見てもスサの方が悪役顔なんですけど。

  「ZEUS 全2巻」  氷栗優  【漫画】

 こちらもスケールの大きさの割に消化不良。アイディアは面白いし、設定も凝っているので、もう少し長い話にして、翠について詳しく描きこんで欲しかったです。あれじゃただの悪者で終わってしまうので。ラストは満足ですけどね。登場人物が多すぎたのかも。あれ、あの人はどうなったの?あの人は…?という感じだもん。
 6月 7日
 「傀儡 3」   高橋明  【漫画】
 またも未完。私はマイナー志向のせいか、好きな漫画の雑誌がなくなったり雑誌がなくなったり雑誌がなくなったりすることが多くて、悲しくなってしまいます。たまに出版社がなくなることもあったり…タスケテ。せっかく謎が解けてきて面白くなってきた所だったのに、残念。続きは小説になっているようなので、買ってくることにします。

 「G・DEFEND 7〜9」 森本秀  【漫画】
 今回のコルヒー編は読んでいてしんどかったです。いやつまらなかったんじゃなくてね、その反対。みんな傷ついて倒れていったり、いろいろあって話も重いものだったし。ところでコルヒーとアレクが同じ顔だと思ったのは私だけだろうか。何か裏があるのか、と深読みしすぎちゃいました。
 6月 6日
 「お葬式」  瀬川ことび  【小説】
 もー、あなたが瀬川貴次さんだって知ってたらもっと早くチェックしたのに。やっぱり面白かったです。私はこの人のコメディ短編がツボにはまるので、これも良かったな。表題作は新井素子さんみたいでしたけど、それ以外はこの人らしさがすごく出てました。特に「ゾンビ」には笑った笑った。そういえば笑えるホラーってあまりないので、こっちでも頑張って欲しいですね。さっそく他のも買ってこなくては。
 6月 5日
 「賊 −カトラス− 1〜2」  氷栗優  【漫画】
 なかなか面白かったです。絵もキレイだしね。海賊のお頭シュラウドがカッコイイぞ。主人公は巻き込まれてワーワー言っているだけのヒロインタイプなので、あまり好きじゃないんだなぁ。やっぱり私は脇役好き。でもこの話は未完なのですが、続きは出ているのだろうか…。

 「月とサンダル 全2巻」  よしながふみ  【漫画】
 あうー、ジャイアンがとっても可愛いんですけど。しかもあんなにキレイなのにあだ名がジャイアンってさ…。よしながさん、すごすぎ。高飛車でプライドが高い割に妙に素直な所が良いですね。小林があそこまで出世(?)するとは思いませんでした。バカじゃなかったんだね。個人的にはとてもなるちゃんが好きです。いい子だなぁ。
 6月 4日

  「C!! 1〜4」  反島津小太郎 (4巻5月刊)【漫画】
 絵柄といい、ペンネームといい、もう見るからに同人くさいのですが、まさにそのとおりでした(笑)。漫画のネタもそんな感じだしね。これは、分からない人には全然面白くないと思いますが、私はかなり笑えました。新井理恵さんが好きな人にはオススメかも。あ、でも苦手な人は見るのもイヤなくらい苦手なはず。

 6月 3日

  「G・DEFEND 1〜6」  森本秀 【漫画】
 「仁獣」が面白かったので、チェックしてみました。なかなかしっかりとしたSF設定と骨太のストーリーで、こちらも好きですね。それにアクションシーンがすごく上手いです。動きもあって迫力満点。こういう大柄でたくましい男の人たちが暴れまわるのは、見ていて爽快です。むさくるしくもありますが(苦笑)。その分、美人Dr.が華をふりまいているのでOKかな。

 6月 2日

  「きみにしか聞こえない −CALLING YOU−」
     乙一 (新刊)
【小説】
 この人の作品はどれを読んでも私の感性にピッタリとはまるのですが、今回もすごく素敵でした。表題作はまさに「私だ、これは」と思ってしまったし。私の頃はまだケイタイも普及していなかったので良かったな、ほんと。印象的だったのは「華歌」ですね。ラストはちょっとびっくり。不思議な雰囲気の短編集でした。でもこの人はすごく女性の描き方が上手いのですが、男性だよね…。

 6月 1日

  「合法ドラッグ」   CLAMP (新刊)【漫画】
 装丁がカッチョイイのでつい買ってしまいました。最近はコミックスのデザインもこっているものが多いですね。えー、内容はまぁありがちなサイキックものですが、見せ方が上手いのでつい読んでしまいますね。でも画面が白っぽいのでちょっと手抜きに見えてしまったり。「CLAMP」じゃなかったら、十分OKなんだけどさ。主人公の顔が白いんだよなー。

 

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