4月30日
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「彼は花園で夢を見る」 よしながふみ 【漫画】
すっかりこの人にはまってしまいそうです。この作品も良かったなぁ。切なくてちょっと泣けてしまうストーリーで。話の盛り上げ方がすごくうまいです。丁寧な絵もキレイだし。画面は妙に白っぽいけど、スカスカした感じがしないのは空間の使い方が絶妙だから。「間」っていうのかな、そんなのがあるんですね。
でもこの日記でどこまで書いていいのやら。「ジェラールとジャック」も読んだんだけど、ヤバイだろうか…。
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4月29日
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「カルラ舞う! 7」 永久保貴一 (新刊)【漫画】
最近ストーリーがちょっと説教くさいというか、社会派というか。ポイントが違う所に置かれちゃっているような気がします。それ以上にキャラクターたちがバンバン暴れてくれれば良いんですけど、それもいまいちなんだよね。うっふ〜ん舞ちゃんは面白かったけど。長いシリーズなので、レギュラーキャラたちの新しい一面も見せて欲しいです。じゃないと飽きちゃうからね。
「てけてけマイハート 1」 竹本泉 (新刊)【漫画】
わっはっは。相変わらずストーリーにはほとんど意味なし。とにかく可愛い。それだけの話なんですが、「竹本泉」ならばOK。ずーっとこのままうじゃうじゃストーリーを描き続けていって欲しいものです。のぞみちゃんも大人になっても(いや、もう十分大人だけど)、歳をとってもこのままなんだろうなぁ。私も歳より若く見られちゃうので、気持ちがよく分かるぞー。
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4月28日
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「那由他 2」 佐々木淳子 【漫画】
話のスケールがどんどん広がってゆくのにびっくり。地球人の女の子一人が背負うにはとんでもなく大きすぎるくらいのレベルです。あ、一人じゃないか。なんていうとネタバレですけど、この「一人じゃない」の状態も想像を絶するので、誰も分かりはしないわな。ところでセナルザイラーって何…?
なんだかヘンな響きの名前。全然ピンと来ないですが、目覚めてないので仕方がないか(苦笑)。最近はこういったスケールの大きいSFは人気がないんでしょうか。仕事が無いらしいし…。ショックだ。
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4月26日
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「ふわふわの泉」 野尻抱介 (新刊)【小説】
ぱっと見、さくさく読めそうな作品だったのでつい読み始めちゃったら、実はそんなでもなかったですね。SFと言えばまぎれもなくSFなんだけど、何と言うか「論文」を読んでいる感じ。「こんな物質が見つかったら…?」というテーマの。
確かに化学的知識はすごいと思うのですが、その分、物語としての魅力に欠けるかな。私が知識不足のせいもあるのでしょうが、よく分かんないんだよね、読んでて(苦笑)。
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4月25日
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「あしたのタマゴ 全2巻」 橘皆無 【漫画】
う〜ん、打ち切り…?(苦笑)。一応ちゃんと終わってはいますが、もっと色々話を広げようとしていた雰囲気もあるんだよね。それに歴史に関与しちゃいけないとか何とか言ってた割に、関与しまくり。歴史も変えまくりなんですけど。大丈夫なのかな。ま、コメディだからあまり深くは考えまい。謎の片岡さんをもっと出して欲しかった…。
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4月24日
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「猫の地球儀 焔の章、幽の章」 秋山瑞人 【小説】
これはイラストの可愛らしさに騙されちゃいました。ほのぼのファンタジーっぽい作品かと思ったら、何ともヘビーなSFじゃありませんか(イラストが可愛いので救われているのかも)。世界観もしっかりとしている本格派ですね。その世界観を説明するのに、かなりの分量を必要とするのは仕方のないところ。でもキャラクターがなおざりになっていることもなく、十分楽しめました。これだけの世界を作り上げたのだから、ぜひ続編も欲しいですね。
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4月23日
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「西洋骨董洋菓子店 2」 よしながふみ (新刊)【漫画】
今回はほのぼの話があまりなかったのは残念ですが、やっぱり笑わせてくれました。まさにホームランです、千影。外見は非の打ち所のないほどカッコイイのに、鈍くさくて可愛いですね。そりゃ「魔性」も発動するわ(爆笑)。橘さんも素性や過去が分かってますますミステリアス。ヒゲもない方が素敵ですって。あー、こんなお店があったら絶対に行く〜。
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4月22日
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「黄昏の岸 暁の天 十二国記」 小野不由美 (新刊)【小説】
もうどれだけ待ったことか。これからはどんどん続きが出るようなので嬉しいですね。ストーリーは「魔性の子」の補完と世界観の説明と人物紹介で終わっちゃいましたが、この先どうなるんだろう、と期待を持たせてくれます。「月の影 影の海」を最初に読んだ時に、主人公にご都合主義的救いが全くないことに驚かされましたが、今回はそれ以上かもしれないですね…。これだけ過酷かつ、よく分からない制約もある中で、自分らしさを曲げないで生きるというのはとても難しいと思いますが、陽子たちには頑張って欲しいものです。
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4月21日
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「踊り場ホテル」 山口美由紀 (新刊)【漫画】
とても良い話でした。ほのぼのしていて、ちょっと心温まる感じ。特に手紙の話が感動的でした。うん、手紙って文章ってやっぱりすごい力を持っているんだなぁ、と再認識しました。こんなホテルがあったら行ってみたいですね。支配人さん素敵だし。同時収録の話も楽しかったな。頭に花が咲くような生活してみたいぞ。
「GIキング ジェニーシリーズ 7」 河惣益巳 (新刊)【漫画】
ちょっとネタバレになっちゃいますが、バイオリニストの青年があっさり死んでしまったのが不満でした。実は生きていて組織のボスだった、という展開だと思っていたのに。ただの犬死にかい。ところで双子たちはどんどん大きくなりますが、ジェニーはいったい何歳なんでしょうか…。ま、ジェニーの息子なんだから、将来はとんでもない子たちになりそうです。
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4月20日
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「からくりサーカス 17」 藤田和日郎 (新刊)【漫画】
おお、アシハナ(どんな漢字だったか忘れちゃいました)さん、お久しぶりですね。でも彼はかなり存在感のあるキャラクターだったので、再登場は嬉しいな。カッコ良くて渋いです〜。ストーリーは何やら終わっちゃいそうな展開なんですけど、まだこの先も続きがあるみたいですね。ナルミとしろがねがいよいよ再会か…?
「宇宙なボクら! 4」 日渡早紀 (新刊)【漫画】
えーっと、終わっちゃったんですけど…。結局みんな良い人めでたしめでたしかい。ちょっと不満かなぁ。それに天湖が「魔女」である必要なんてなかったんじゃない、これは。ごく普通のラブストーリーなんだもん。「占い好き」「おまじない好き」の女の子で十分だったような気がします。もっと「魔女」を活かした話にして欲しかったな。
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4月19日
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「永遠かもしれない 全8巻」 赤石路代 【漫画】
1巻を買ってみたら面白かったので一気読み。だってヒキが上手いからどんどん続きが気になっちゃうんです。あー、でもこれは女の子の夢だよね、やっぱり(作中でもヒロインが自分で言っていましたが)。カッコイイ男の人が命がけで護ってくれる、という…。日嗣がりりしくて素敵です。他にも美形がぞろぞろ出てくるし。ハッもしかして萌え系なのか、これは。ヒロインがずっと普通の女の子のスタンスなのも好感が持てますね。
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4月18日
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「残酷な童話たち」 由貴香織里 【漫画】
17日分でたくさん読めない、と書いているくせに、やっぱり読んでいるヤツでした。でもこれはゴシックホラーというよりはミステリーとかサスペンスに近いものだったので、割と気楽に楽しく読めたかな。ストーリーは「ブランシェ」が一番面白かったです。守銭奴リドルが笑える〜。
「少年残像」 由貴香織里 【漫画】
こちらはまた暗くて痛くて救いのない話なんだな。でも古い映画を見ているような不思議な感覚を味わいました。読み終わったときに、カラカラとフィルムの回る音が聞こえてきそうな感じ。嫌いじゃないです、こういうの。ただ、この人のキャラクターってみんな家族運が悪くて母親にひどい目に会わされているような気が…。「母」に何か恨みでもあるのか?
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4月17日
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「伯爵カインシリーズ 1〜3」 由貴香織里 【漫画】
1と3では全然絵が違うのが笑えます。でも妖しさやアブなさはレベルアップしていてとても良い感じですね。まさに呪われた一族。伯爵のその後がとても気になります。続きがあるなら買ってこなくては。個人的には里夫ことリフくんが好みです。が、この手の作品って読んでいるとちょっと落ち込んじゃったり、色々悩んじゃったりするので、たくさん読んじゃいけませんな。
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4月16日
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「雨柳堂夢咄 1」 波津彬子 【漫画】
どれも素敵な作品でした。ちょっとじーんとさせてくれるし、ぬくもりがあって、繊細な絵柄ととても似合ってますね。やっぱり骨董品っていうのは金額に換算できない思い入れとか、歴史の重みとか、たくさんの人の手が触れたぬくもりとか、そういったものが人を惹きつけるのでしょうか。なんてもっともらしく書いていますが、骨董品屋さんに入ったこともない私。だって敷居が高いんだもん。そういえば、この本、読んだことありました。でも手元にないので、これから集めていこうと思います。
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4月15日
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「日本を休もう 14」 東宮千子 (新刊)【漫画】
盛り上がってまいりました。いつも思うのですが、キャラクターのアップにキメ台詞をバチッとはめるのが上手いですね。この場面ではこの顔でこの台詞しか有り得ない、というのを描くんだなぁ。今回も管野の台詞に泣かされたし。今までの伏線や謎が解けてきているし、そろそろラスト近いので、最初から一気に読んでおきたい、という気持ちもあるのですが、きっとものすごく絵が変わっているはずなので、怖くて読めなかったりもします。1巻の日本ってどんな顔だったんだ〜?!
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4月14日
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「雪の峠・剣の舞」 岩明均 (3月刊)【漫画】
歴史モノですが、やっぱり血しぶきはあがり首は飛ぶ、という。でも淡々と描かれているのでグロくはないです。そりゃ、刀で人を斬れば血も出るよな、という感じ。この人の作品はいつもこんな風で、「寄生獣」のときはその淡々さが怖かったのですが、今回はそうでもなかったです。主人公の内膳がなごみ顔だからかな。文五郎とカンナもほのぼのしていたし。こういう華々しくはないけど、歴史の片隅でこっそり活躍していた人っていいなぁ。
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4月13日
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「桜を手折るもの」 岡野麻里安 (3月刊)【小説】
こちらも「奇談」シリーズの代わりにならないかと思って買ってきたもの。でもそれほどでもなかったです。一話完結方式なので、続きは買わなくてもいいか、という程度かな。ボーイズラブものならばそれらしくして欲しいし、そうじゃないならちょっとやりすぎ。とりあえず『雪花石膏(と書いてアラバスターと読む…)の肌』なんて言い回しはこっ恥ずかしいのでやめて。それほどの内容の話でもないんですけど。ま、桜の咲いている時期に読み終えられて良かったかな。
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4月12日
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「時空のクロス・ロード
―ピクニックは終末に」 鷹見一幸 【小説】
面白かったです。ごく普通の男の子が普通じゃない世界に行ってしまう話はよくありそうですが、簡単に行ったり来たりできるのは珍しいかな。大して取り柄もない、ぱっとしない男の子がどこまでやってくれるのか、読んでいてわくわくしました。それにごく普通の日常をしっかりと描いているので、とてもリアリティがあります。序盤はほのぼのしていたので油断していたのですが、終盤はかなり厳しい内容で、通勤途中で読んでいたのですが、失敗しちゃいました。これは一気にしっかりと読むべき作品でした。
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4月10日
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「妖狐の舞う夜 ―霊鬼綺談」 小早川恵美 【小説】
「奇談」シリーズをとりあえず読み終えてしまったので、代わりのものがないかな、と探してきました。さくさく読めてオカルトっぽくて主人公達の家庭環境が複雑で過去に色々あったりして悩んだり苦しんだりしながらやっぱり青春するような。で、これはそんな話だったのですが、ちょっと文章が読みづらいです。デビュー作だからある程度は仕方がないですね。ハマる、というほどでもないですが、5冊くらいで完結しているようなので、まあ全部読んでもいいかな。
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4月9日
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「バイバイ スクール」 はやみねかおる 【小説】
夢水探偵シリーズじゃないですが、ほのぼのしていて良かったです。ま、これはいかにも子供用、という感じで、トリックも犯人もバレバレなのですが、それでも面白かったですよ。子供たちの学校や先生への思いが心を打ちます。きっと作者も子供が大好きなんだろうな。挿絵が吾妻ひでおさんで懐かしいったらないですね。「へそのごま」の絵が可愛いよう。
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4月8日
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「オーダーメイド・パラダイス」 山田睦月 【漫画】
ストーリーは割とよくありがちなものですが、主役のユーリがひょうひょうとしていて、味がありました。こういう一見ぼーっとしていてお間抜けさんなんだけど、イザというときにはすごく頼りになる、という人は素敵ですね。ただ、イザというときはそうそうたくさんあるわけではないけど(苦笑)。だからその分マードックが一人で苦悩する羽目になっちゃったんですね。彼のようないかにも「苦労性」なタイプも好きです。
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4月7日
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「天上の愛 地上の恋 8」 加藤知子 (新刊)【漫画】
あ、彼がお亡くなりに…(思わず敬語)。始めの方は全然好きじゃなかったのに、最近すごくいい感じになってきていて良かったのにな。やはり天下無敵で傲岸不遜な男の人が不意に弱い部分を見せたりすると、くらっときちゃいますね。アルフレートは見るからに弱そうだけど、きっとこういう人が一番強いんだな。みんな死んでしまっても(おいおい)最後まで残って強く生きていくのは彼だろう。
「アンジェリーク 7 闇の森の少女」 由羅カイリ (新刊)【漫画】
ぐはっ、のっけからオスカー様に鎖がっ。こういう普段強気な人が弱い部分を…(またかい)。いやもう色気があって素敵です。今回はクラヴィス様のだらだら寝巻き姿も見られたし。それにしても女王候補の制度ってこんなにキビシイものだとは。女王の交代が何年おきだか分かりませんが(多分何百年単位だよね)、その間も女王候補候補の女の子達は必死に勉強してるんだ…、残酷。ハッ守護聖だってそうじゃない?光様の家系なんて代々そんな感じなんだろうな。
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4月6日
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「機巧館のかぞえ唄」 はやみねかおる 【小説】
お、解説が辻真先さんだ、懐かしい。私はこの人の「読者が犯人」とか「読者が探偵で被害者で犯人」といった小説で育ってきたし、「匣の中の失楽
」も読んでいるのでこのくらいの話では驚きはしませんが、子供には難しかろう…。ま、とにかくミステリファンには思わず笑えるシーンがいろいろありました。それに相変わらずの、いやいやもっとパワーアップしたお間抜け様の夢水探偵も笑えるし。
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4月5日
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「ONE PIECE 18」 尾田栄一郎 (新刊)【漫画】
今回は「エース」、これに尽きますね。カッコイイぞ。本当にルフィと血がつながっているのか…? 顔もあまり似てないし、すごくまともだし。3つ違いとは思えないほど大人だしね。きっとシャンクスとも知り合いだよね。うーん、ツーショットを見てみたい。ということで今回は泣かずに済んだかな、と安心していたら最後の最後でやられました。ルフィってさ、普段ボケボケなのにたまにすごく良いこと言うんだよなぁ。
「DRAMATIC IRONY」 藤崎竜 (新刊)【漫画】
この人は妙なメカっぽいSFっぽいのが好きみたいですね。短編だとみんなそんな感じだ。デザインや造形センスはさすがだけど。表題作は加筆に力が入りすぎてトーンの嵐。読みにくいったら。でもちょっと考えされられる話でした。面白かったのは「のぞみ」ちゃんですね。「封神」がこんな話だったらヤダよなぁ。特にスープー。ゾッフィー♪
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4月4日
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「そして五人がいなくなる」 はやみねかおる 【小説】
一応子供向けということで、とても易しい文章で描かれていますが、かなり本格的なミステリです。本当にそんじょそこらの作品よりも質が高いですよ。探偵のキャラクターも個性的で思わず笑っちゃうし、少年探偵団ならぬ助手の女の子たちも生き生きしていて好感が持てます。意外な犯人にちゃんとしたトリックもあるし、うーん、あなどれないね。
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4月3日
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「童子切奇談」 椹野道流 (3月刊)【小説】
おお、シリーズを全部読み終えましたよ。まだ完結していないので、これからはリアルタイムに追いかけていくことになりますけれど。今回は二度と出てこないと思った人が出てきてびっくり。ダブル龍村で面白かったです。それにどんどん人間くさくなっていく小一郎の可愛いこと。「うしおととら」のとらみたいにそのうち「はんばっか」なんて言いそうだ(笑)
…私って毎回小一郎のことしか書いてないや。えーっと主役の二人はラブラブで良かったね、ということで(いかにもおざなり)。
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4月2日
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「蔦蔓奇談」 椹野道流 【小説】
うーん、敏生はこれだけの目にあっていて何であんなに純粋で素直なのか…。私としては、敏生が傷ついて人間嫌いになって、「僕も母さんの所に一緒に行く」とか何とか言って精霊になってしまいそうになるのを、森が彼の愛で(笑)必死に引き止める、というような話を読みたいんですけど。ダメ?(笑) って全然感想になってないよ。えーっと着せ替え小一郎最高でした(毎回小一郎のことばっかりかい)。
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4月1日
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「遠日奇談」 椹野道流 【小説】
今回は龍村さんの一人称なので違和感がアリアリですね。しかも森に対しての描写が…。見惚れるなって(苦笑)。でも龍村さんは高校生の頃から良い人ですねぇ。私は絶対に森よりも龍村さんの方に惚れてるな。それとも二人がアヤシイとキャーキャー騒いでいるだけかも(笑)。イヤほんとに二人がくっつかなかったのが不思議なくらいなんですけど。あ、それから赤ちゃん小一郎、可愛すぎー♪
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