読書日記

私が読んだ本の感想など。マンガ・小説・ゲームいろいろです。
ネタバレもあるかも。

 ◆7月の日記


 今月は異様に多かった月ですね。そのうえ新しいシリーズも読んでいるんだからなー。自業自得としか言いようがないです。来月は少しひかえよう。
  No.1
片道切符 (1)
片道切符 (1)
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和田 尚子
集英社 (2005/04)

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  です。これは本当に良かったです。全ての人におすすめ、というものではないですが(男の人向きではないと思うので)これぞ少女マンガ、という感じがしました。マンガの部屋に紹介文があります。


(新刊)は今月発売のものです。
 7月31日

  「八雲立つ 11〜13」 樹なつみ 【漫画】
 新キャラがどんどん出てきますが、その割にストーリーは進んでいませんね。神剣もシャーマンもなかなか集まらない。古代編と平行しているからでしょうか。それにちょっとパワーダウンしてきたかな。キャラのアップがかなり多いのも気になります。読みにくいんですよねー。1ページまるまる闇己のアップばかり、とか…。でも続きが気になる作品ではあります。14巻はだいぶ先のようですが。

  「ハッピーエンドの一片」 和田尚子 【漫画】
  かわいい話でした。でも片道切符シリーズほど面白くはなかったです。やはり私はこの人の作品が好き、というよりは、あの二人が好きなんでしょう。特に武来くん。須田くんは優しいけど、いい人すぎる感じがするのでそれほどでもないかな。須田くんと両思いになる女の子は幸せだけど、武来くんとじゃ、かえって不幸に。いや不幸じゃなくて大変なだけか。章子ちゃんは良いのを選んだってことかな。

 7月28日

  「まどろみ消去」 森博嗣 (新刊)【小説】
 やっと読み終わりました。短編集なのでちょっと物足りないですが。全体的にミステリーと呼ぶには詩的でしたね。井上夢人っぽい雰囲気。犀川先生がほとんどでないのが悲しかったです。ちょっと気になったのがカタカナ表記ですね。きっとこだわりなのでしょうが「ポスタ」「セータ」あたりならまだ分かりますが、「レスラ」「オーバ」はキビしい。しばし考えてしまいました。のばしていたのは「パトカー」「シャワー」ぐらいでしょうか。こんなことばかりが気になってしまう私って…。

 7月27日

  「イノセントGAME 2」 高橋美由紀 (新刊)(完結)【漫画】
 あ、終わってしまった。分かってはいましたが、ちょっとさみしい、しくしく。才蔵、好みだったのに。やっと顔が出たら終わってしまうとは。ストーリーも1巻よりも面白くなってますね。コメディーのカンを取り戻した、という所でしょうか。特に龍馬くんの大ボケがかわいい。しかし美濃さんと亜姫ちゃんの顔が同じだ、と思ったのは私だけではないでしょう。従姉妹だから似ていてもおかしくはないけど。

  「ぼのぼの 19」 いがらしみきお (新刊)【漫画】
  ウマちゃん、愛らしい。私は虫は嫌いだけど、こんなのだったらいいなぁ。スナドリネコ氏は相変わらず渋いですね。このコメディー世界で唯一シリアスな御方。しかも等身も長いです。でもそういえば「スナドリネコ」ってどんな動物なんだろう。実物を見たことがないですね。いや、ネコはネコだろうけど。

はーあ、まだ新刊が出るか、という感じですね。でもこれで終わりでしょう。…多分。

 7月26日

  「原獣文書 5」 なるしまゆり (新刊)【漫画】
 今回は原獣文書というより「イカ文書」。航海の話はいいですね。「ワンピース」みたいで。でも班長さんの「今は普通です」がショックー!!可哀想な博士。片思いね(笑)。班長さんがあまり博士を怒らないのがちょっとさみしい。なまぬるい、なまぬるいぞっ!それにしても次の巻が出るのはいつになることか。1年後…?

  「八雲立つ 1〜10」 樹なつみ 【漫画】
 これは面白いです。ハマりそう。特に闇己が良い。えらそうで、高飛車で口の悪い、しかし実は傷つきやすくもろい一面もある、という、しかも年下!(七地から見てね)これは七地じゃなくても放っとけないでしょう。くーっ闇己かわいいっ!萌えるー。眞前さんもいいですが。早く続きが読みたい。明日買ってこなくては。

 7月24日

  「よろず屋東海道本舗 3」 冴凪亮 (新刊)【漫画】
 やっぱりAPPですねっ。もう他いらないっす。APPが出てればいいの。ま、今回は深久くんがかわいかったので、OK。明るく元気でちょっとヒネた少年はいいですね。志摩君はちょっといい子すぎるような気がするので。でも深久君のお母さんと私ってもしかしたら同い年くらいかも…?ひー、怖すぎ。

  「ジョーカー 3」 万里村奈加 (新刊)(完結)【漫画】
 もう終わりかぁ。ちょっと最後がバタバタしたような気がする。慌てて終わらせた感じですね。まー、この人はいつもそれほど長い作品はないんですけどねー。今回もこれだけ読んだ限りでは十分面白いし、完成度も高いと思うけど、ずーっとこの人のものを読んでいるとさすがにマンネリかなぁ。主人公が困っている人を奇想天外な方法で助ける、というコンセプトがいつも同じだから。

  「幻境図書館 4」 河路悠 【漫画】
 今回は成瀬氏の初々しい頃の話があって面白かったです。でも顔は変わっていないけど。しかし彼の訳の分からない体質には説明なし。友人もそんなものだ、と受け入れてしまっているし。それでいいのか?難波さんの出番が少なかったのが残念ですが、津田さんお気に入り。また出ないかな。しかしこれって続き、出ているのかな。 本屋さんで見かけると買ってくるので、今何巻まで出ているのかよく分かりません。

 7月22日

  「六花風舞」 宮乃崎桜子 【小説】
 斎姫異聞シリーズ。今回は妊娠中の女性は読まないほうがいいですね。宮が母親のことを気にするのがよかった。そんなかわいい所もあるんじゃないの。もしかしたら、ただ単に子供なだけなのでは…?早く大人になって欲しいと義明も祈っていることでしょう。今回も重家すてきです。私は黒髪長髪の次に無髪(笑) が好きなので。

 7月20日

  「三千世界の鴉を殺し 3」 津守時生 (新刊)【小説】
 今回はルシファの「母」これに尽きますね。よくもまあこんな設定を思いついたもんです。かなり強引な気もしますが…。白氏のウィーヴさんの息子でもよかったんじゃないかと思いますが、彼女の方が嫌がるか。それにしてもなー、うーん、私としてはマイナスかな。それと口絵というのかな、表紙をめくったすぐのカラーが恥ずかし過ぎっ。ま、これはこれでそういうもんだと思って楽しむかな。

  「幽霊狩り」 曽祢まさこ (新刊)【漫画】
 基本的に再読は含まないのですが、これは例外として入れちゃいました。だって読んだのもうずいぶん昔でほとんど忘れているし。かつて持っていたのですが、残念ながら今手元になく、即、買ってしまいました。講談社えらい!こういう復刻はどんどんやって欲しいですね。内容はやはりダニエルがかわいそうですね。特に「マリアンヌ」は。それにしてもタイトルのロゴが怖すぎる。中身はそれほどホラーでもないけど、オープニングも怖いよう。これって絶対子供向けではないですね。よく「なかよし」に載せていたものだと思います。

  「妖精旅行」 曽祢まさこ (新刊)【漫画】
 同上。やはり懐かしもの。「幽霊狩り」は暗いけど、こちらは明るく楽しい。妖精のアルファルがキレイで色っぽいのに妙に人間くさくていいです。幽霊狩りもこちらも思いっきりの「洋モノ」ですが、別に違和感なく読めます。でも最近はこういうのって少ないですよね?特に低年齢層向けはないのでは…。夢があっていいと思うんですけど。

 7月19日

  「将太の寿司 16」 寺沢大介 (新刊)【漫画】
 切島が豹変。そこまで変わるかね。まー、かわいくなる分にはOKですが(おばさんのような発言だわ)。びっくりしたのは三浦半島であわびが取れるというところですね。それに東京湾のうに…?信じられません。本当においしいのかなー?

  「ヒート・イースト」 河惣益巳 (新刊)【漫画】
 今回は妙にほのぼのムードですね。ジェニーシリーズっていうよりもお子様編か。それにしてもどうしたんだ、レッド。昔は野生の獣のようだったのにい。子供たちに泣かれておろおろしているレッドなんて…。しくしく。戦場でないと真価が発揮できないタイプなのね、きっと。でもジェニーはしばらく戦線には出ないでしょうから、レッドのかっこいいところもおあずけかな。

  「青山幽霊通り」 山本まゆり (新刊)【漫画】
 これって完全実話っていうのがウリだから、かなりの部分は本当のことなんでしょうかねぇ。まったく霊感のない私には分かりませんわ。でもこれを読むと霊感なんてないほうがいいですね。玲子さんには会ってみたいけど。

  「闇の末裔 9」 松下容子 (新刊)【漫画】
 今回の表紙はなんやねん。天使禁猟区かと思っちゃましたよ。ちょっと違うか。しかしどんどん新キャラが出てきますが、チョイ役なのかそれとも大事な人なのか、よく分かりませんね。それでまたしばらくしてから出て来ても忘れてるって。個人的には神妻(すごい名前)おねえさまが好きですね。男顔(?)のりりしい女の人、ツボです。

  「宇宙なボクら! 2」 日渡早紀 (新刊)【漫画】
 前回でかなり追い詰められた天湖だったので、今回はちょっと拍子抜けかな。というより滝岡メインになっちゃってるから。天湖は城崎と勝手にやってくれ、状態。どうしても滝岡のほうが気になっちゃいますね。この先どうなるのかハラハラどきどきという感じが弱いかなー?でもこの人の作品はいきなり急展開することがあるので、気が抜けません。

今日はいっぱいあったのでコメントが少なめです。しかし、妙なラインナップですね。
それでもまだ読んでいない小説がたくさんあるしー。5冊も。(^^;)

 7月18日

  「睡姫の翳 東都幻沫録」 高瀬美恵 【小説】
 ずいぶん前に出ていたようですが、見つけられず今ごろ買いました。ファンの風上にもおけませんな。このシリーズ、ぱっとしないんだもん。やっぱりファンタジーがいいなー。前作を読んだのもかなり昔で内容をすっかり忘れています。うーん、でもストーリーがありがちなのよね。オカルトものはちょっと飽きました。その手のものが好きでたくさん読んでいるから余計ですね。池上先生が気になるくらいかな。見た目どおりじゃない人ってのはツボだし。

 7月16日

  「偽りのリヴァイブ」 宮乃崎桜子 (新刊)【小説】
 斎姫異聞の作者が書いているので、ためしに買ってみたもの。でも向こうの方が面白い。いや、文章は読みやすいのでさくさく読めたし、ストーリーも悪くないっすよ。ただうさんくさいというか、同人ぽいというか。それにネーミングセンス最悪。ワザとだとしたらすごいけど。
ていうか、これ何?やおいなの?どっちかハッキリせんかー!イライラするぅ。「愛か友情か二人の微妙な関係」何てのは読みたくないもんで。マンガならまだいいんだけど…。「微妙な二人」が好きな人にはいいかもね。

 7月14日

  「月光真珠」 宮乃崎桜子 【小説】
 斎姫異聞のシリーズ2作目。前作よりも読みやすくなっていますね。平安時代物だけど、あまり難しくないし。キャラクターのせいでしょうか。宮さまが少しずつ人間ぽくなってきました。このままでいて欲しいような、かわいい女の子(?)になって欲しいような。しかし、どうもこの作品って暗夜鬼譚とイメージがかぶるなぁ。

 7月12日

  「片道切符シリーズ」 和田尚子 【漫画】
 完結まで一気に読みました。これは本当に良かったです。一作目の「片道切符」を読んだときには両思いになったらつまらなくなるかも、なんて書いていますが(このページの下の方)、全くそんなことありませんでした。むしろ二人が付き合い始めてからの方が面白いです。これは「マンガの部屋」に入れました。というわけでそれほど詳しく書かないことにしました。向こうを見てねー。

 7月11日

  「わたしの猫は王子様 1〜3」 天原ふおん 【漫画】
 これってジャンルは何だろう?一見、現代ものだけど、ほとんどファンタジーだよねー?ま、そんなこと言ったら「ミストルティン」だってそうだけど。でも主人公が異世界に飛ばされたわけでもなく、地球じゃない別の世界というわけでも、未来や過去の話でもなく、本当に今の日本に住んでいる女の子だから。それなのに精霊とか、ほとんど魔法に近い術とかまで出てきてしまうと、かなり違和感がありますね。コメディーだったら別にいいんだけどさ。あ、これもラブコメか?
 しかし文句を言いながらも結局この人の作品は全部読んでしまっている私。だって雰囲気が竹本泉みたいで好きなんだもん。

 7月10日

  「魔法飛行」 加納朋子 【小説】
 シリーズ2作目ですね。やはり面白かったですが、設定はななつのこの方が良かったなー。文通相手が大人のおねえさまの方がそそるじゃあないですか。(意味不明)。でもこのシリーズってこうやって毎回趣向を変えていくのかしら?だとしたら大変ですね。次がごく普通の形式だったら笑うけど。

 7月9日

  「人喰いの滝 火村英生のフィールドノート 1」
   麻々原絵里依/有栖川有栖
 (新刊)【漫画】
 このシリーズって「火村英生の〜」なんですね。アリスが主人公じゃなかったんだ。(笑)麻々原さんの火村はまさにそのもの。そうよこれこれ、これなのよ!という感じですが、アリスが違ーう!!! 私のイメージのアリスはもっと丸顔で、ボーっとした感じで、髪は白(ベタじゃないってことね)。それに高校生くらいにしか見えないんですけど…。もうすこし大人でもよかったな。ストーリーは原作を読んで分かっているので、ついつい話と関係ないほうにばかり目が向いてしまいますね。

  「シンデレラの館 呪いの招待状 2」 曽祢まさこ (新刊)【漫画】
 このシリーズも相当長いので(ここでは2巻だけど)よくこれだけネタがあるな、と感心してしまいます。結局やってることはカイが呪殺を依頼されて、それに答えるだけですからねぇ。私は誰かを殺したいほど憎んだ事などないですが、人の殺意というのは千差万別という事でしょうか。でもカイの過去とか、ちょっと雰囲気の違うのも読みたいなー。

 7月8日

  「ターン」 北村薫 (新刊)【小説】
 これは難しい作品ですね。一回読んだだけではよく分からん。どう解釈するのが正しいのか判断に困る、という方が近いかな。何種類かの解釈が思いつきますが、解答がぼかしてあるんですよね。どう判断するかは読んだ人にまかせますってことかしら?何回も読み返さないとダメみたいな小説です。そのうちに読み返すつもりですが、それにしても二人称小説って読みにくいぞー!

 7月7日

  「ミストルティンの魔法 2」 天原ふおん 【漫画】
 もう完結かい。ネタはいいんだけどなー。すごく大きい風呂敷を広げたのかな、と思ったらハンカチで、キレイにたたみました、めでたしめでたしという感じ。まー、無駄にだらだら長いよりはいいのかもしれないですが。でもせっかくいい設定だったのに、たった2巻で終わらせるなんて、ちょっともったいないな。

 7月6日

  「ゴーストハント 4」 いなだ詩穂/小野不由美 (新刊)【漫画】
 今回はリンさんがたくさん出てくれたのでうれしい。人物紹介にも載っているし。でもシリアスなリンさんが見たいよう。慌てたり怒ったりするカオもいいですが。でも私のイメージではリンさんは長髪なんですけど。そんな記述なかったかなぁ。何でだろう。単なる願望かしら。黒髪長髪好きなもんで。

 7月5日

  「山に住む神」 皇なつき (新刊)【漫画】
 わー、皇さんの洋モノはじめて見たー。やっぱりちょっと違和感。それにしても何でこの人は短編ばっかりなんでしょうね。人気がないの…?もったいないなぁ。思いっきり力の入った長編も読んでみたいです。

  「いとしのシェリー 5」 東宮千子 (新刊)【漫画】
 シェリーがどんどんロリロリになっていく気が…。はじめはシェリーのツノがメインなのかと思ってたら皇矢くんがメインだったのか。まー、確かにシェリーに任せていたら全然ストーリーが進まないでしょうし。しかし東宮さんはイッちゃってるヤツ描かせたら世界一だね!皇矢くんサイコー。

 7月2日

  「ななつのこ」 加納朋子 【小説】
 こ、これはいい!北村薫好きの私にはすごく面白かった。本当に「お気に入り」に入れようか、と思ったくらい。でもこの人の他の作品を読んでからにします。 たまたまこれだけがツボにはまって面白かったのかもしれないしねー。そしたら「はまりもの」のほうにいれようかなぁ。というわけなので、詳しいことは書かないようにしました。(笑)

 7月1日

  「サイレント・アイ 1,2」 赤石路代 【漫画】
 やっぱり赤石さんはうまいなぁ。気が強くて破天荒なヒロインはP.A.他、でも出てくるいつものパターンだし、ストーリーも割と良くあるタイプだけど、見せ方がうまいので、引きこまれて読んでしまいます。絵もきれいだしね。あー、でも大河さん、なんで結婚しちゃったんだぁー。しくしく。

  「片道切符」 和田尚子 【漫画】
 恋愛ものは昔からすごく苦手で、男の子と女の子がくっついたり離れたりするだけの作品はほとんど読んでいませんでした。でもこれはいいです。きっと片思いだからでしょう。二人が結ばれたらつまらなくなるかも。切ない片思いをしている中高生の女の子にはぜひ読んで欲しい作品でした。

 

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