作品タイトル   作者名   出版社

「機動警察パトレイバー」   ゆうきまさみ

    (小学館/サンデー 全22巻)
(小学館/文庫 全11巻)
作品ジャンル(管理人の独断で決定)
 近未来ロボットもの(あるいは第2小隊の明るい人々)
あらすじ
 テクノロジーの発達と共に生まれた「レイバー」(つまりロボットですね)が普及していくにつれ、レイバーを用いた犯罪も多発するようになったため、警察内部にレイバー部隊が設けられます。通称、パトレイバーの誕生です。そしてレイバー乗りをめざす婦警、泉野明は念願の特車2課第2小隊に配属になります。新型レイバー「イングラム」と、寄せ集めの仲間たちと共に、今日も事件に立ち向かっていくのでした。
おすすめポイント
 一見すると、ロボットものなので、悪の組織のロボットや宇宙怪獣(笑)とガチャガチャ戦うストーリーと思ってしまいますが、そんなことはありません。ちゃんと地に足のついた現実的な作品です。主人公たちは警官なので、とんでもない必殺の武器がある訳ではなく、せいぜい警棒と拳銃くらい。しかも日本の警察なので拳銃は空砲で威嚇射撃用だったりします。普通のロボットアニメのイメージで読むと、逆にがっかりしてしまうかも。
 基本は、個性派揃い(変人揃いとも言う)第2小隊の面々の日常的な生活がメインストーリーとなります。悪の組織らしきものは出てきますが、それも普通に経営されている企業であり、アヤシイ地下組織なんかではないんですね。ここがこの作品のいいところ。もしかしたら将来こうなりそうな気がするくらいにリアリティがあるんです。メカが苦手な人でもOKですよ。
心に残ったこの一言
  「おれの部隊が超エリート集団になるか、独立愚連隊になっちゃうか、
    楽しみだなー」 ――後藤喜一 (1巻P39)
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 「究極超人あ〜る」
 (小学館/サンデー 全9巻)
 (小学館/サンデーワイド版 全4巻)
  おまぬけアンドロイドのあーるくんが巻き起こすコメディ。この脱力感がたまりません。ほのぼのしたい時にどうぞ。

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