作品タイトル   作者名   出版社

「明るい青少年のための恋愛」   東宮千子

    (秋田書店/ボニータ 全14巻)
作品ジャンル(管理人の独断で決定)
 愛と友情の物語(あるいは大きな洋犬の飼い方)
あらすじ
 ごく普通の高校生の中井端が、普通じゃない本宮俊鷹と出会ったことから始まります。端は金髪碧眼で端正な外見に似合わず、中身はいやというほどの日本人で、見た目が普通の日本人の俊鷹は、実は大会社の御曹司で、性格もとんでもないスケールの違う人物です。俊鷹は子供の頃から大きな洋犬が飼いたかったので、端をペット代わりにします。そして端は俊鷹の思い通りに、美しく利口な洋犬になってゆきます。しかし、当然ながら端は犬ではないので、反抗したり、言うことを聞かないこともあり、俊鷹はそこをまた楽しんでいるようです。
おすすめポイント
 二人の間にあるのが友情なのか、愛情なのか、微妙な所ですが(タイトルが恋愛だから、愛情かもしれない)その手のものが苦手な人でも大丈夫でしょう。
 この人の作品全てに共通して言えることですが、どの作品も心に残るシーンやセリフが印象的に配置されているんです。この人のこのセリフはこのシーンでなくてはダメなんだ、と思えるくらいに、しっかりとはまっています。しかもそのセリフも、特別難しい言葉を使っているわけでもないのに、詩的で美しく、感動的なんです。絵柄が独特なので、とっつきにくいかもしれませんが、読んでみたら分かる面白さだと思います。
心に残ったこの一言
 「おれにとって世界で一番美しい場所は、
    いつだってお前のいる風景だったから」
     ――中井端 (12巻P87)
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 「海老原さん家は今日も大変」
  (冬水社/いち好き 第1部全9巻 第2部全8巻)
 
極運星という星のさだめに結び合わされてしまった、二人の少年の話です。これもまた、ちょっと友達以上恋人未満といった雰囲気ですが…。

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