作品タイトル   作者名   出版社

「マジシャン」   高階良子

(秋田書店/ボニータコミックス 全19巻)
(秋田書店/文庫 1〜12巻 以下続刊)
作品ジャンル(管理人の独断で決定)
 ミステリー+華麗なマジック(もちろんタネも仕掛けもあり)
あらすじ

 ごく普通の女の子、由貴は幼い頃に両親を事故で亡くしたため、父親の友人であった葵昌吾のもとに引き取られて育ちます。彼はかつてラスベガスで天才マジシャンとして大スターだったのですが、ある日、いきなり姿を消してしまうのでした。誰もがその才能を惜しみ、復活して欲しいと望むのにもかかわらず、彼は由貴とおだやかに、ひっそりと暮らしているのです。しかし昌吾の周りには不思議な事件が次々に起こり、彼は得意のマジックで鮮やかに謎を解いていくのでした。

おすすめポイント

 この作品は、ミステリーと呼べるでしょう。意外な犯人に驚きのトリックはもちろんの事、それ以上に楽しみなのが、クールで格好いい昌吾のマジックによる謎解きなんです。彼はマジシャンならではの鋭い洞察力で、あっという間に謎を解いてしまうのですが、毎回華麗なマジックを見せてくれます。
 そしてもう一つポイントになるのが、昌吾と由貴の心のつながりです。お互いに誰よりも大切に思っている二人ですが、由貴の両親の事が分かっていくにつれて、二人の関係も変わってゆきます。はじめは親子のような兄妹のような関係ですが、果たして二人は結ばれるのか…?二人の間を邪魔する謎めいた美女、乃梨子さんの存在も気になるところ。

心に残ったこの一言
 「ぼくはきみの心の番人、
   きみが生きているかぎり守るから…」
    
 ――葵昌吾 (16巻P84)
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 「アドニスの憂鬱な日々」
 (秋田書店/ボニータコミックス 全5巻)

 珍しいコメディタッチの作品。六連星の珠をすべて集めた時に何かが起こる…?ナルシストのアドニスと明るく元気な昴の二人の周りに起きる事件とは。

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