作品タイトル 作者名 出版社
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「燕京伶人抄」 皇なつき (角川書店/あすかDX)
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作品ジャンル(管理人の独断で決定)
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絢爛豪華な中国絵巻 |
あらすじ
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これは中国を舞台にした、京劇の役者の話です。少し時代が前の話で、まだ役者というものがちゃんとした職業として認められていないような時代でした。そこで役者になりたいと言う青年を助けたり、京劇の台本を書きたいと言う人と出会ったりしていきます。その時代の人々の生活がいきいきと描かれています。 |
おすすめポイント
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とにかく美しい絵を描く人です。ゲームをする人には「双界儀」のキャラクターデザインをした人だというとわかるのではないでしょうか。うっとりとしてしまいます。 続編の「弐」は時代は同じですが、主役は変わって女の子達になります。まだ女性の人権が認められていないために、無理やり結婚させられたり、人生を父親に勝手に決められてしまったりするのですが、その中でも一生懸命生きていこうとする所が胸を打たれます。日本でもまだまだ男性中心の社会なので、うなずける人も多いのではないでしょうか。 |
心に残ったこの一言
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「そこまでになさい。夢の劇(しばい)はもうお仕舞い」 ――楊洛仙 (P144) |
こちらもおすすめ!
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「花情曲」(はなのこえ)(角川書店/あすかDX) 牡丹の花の精と恋をしてしまう男の人の話です。こちらは純粋にラブストーリーとして楽しんでもらえるでしょう。 まだまだ作品が少ないのですが、もっと活躍して欲しい人です。 |