作品タイトル   作者名   出版社

「やじきた学園道中記」   市東亮子

 (秋田書店/プリンセス 1〜22巻 以下続刊)
  
(秋田書店/文庫 1〜14巻 以下続刊)
作品ジャンル(管理人の独断で決定)
 学園アクション時代劇風味
あらすじ
 なぜか転校ばかりしている(というより、転校先で問題を起こすので、その学校にいられない)矢島順子篠北礼子、通称やじさんきたさんは、別々に転校しているのに、いっしょの学校になってしまう腐れ縁の名コンビです。明るく元気で前向きなやじさん、クールで何事にも動じないきたさんという、対照的な性格なので、気が合うのでしょう。必ず二人の周りには事件が起こるのですが、二人で協力して、解決していくことになります。高校生とは思えないほどのケンカの達人で、度胸もハンパじゃありません。そんな二人が乗り出せば、解決できない問題なんてないんです。その腕を買われて、学校の問題を解決するために、学園長から依頼されて、転校することすらあります。そして鮮やかに問題を解決すると,颯爽と去ってゆくのでした。
おすすめポイント
 作品全体が、「番長」とか「お庭番」とか「上様」とか「姫御前」とか「仕事人」とかちょっと古くさい、というよりも、まさに時代劇のような雰囲気を漂わせているのですが、そこがまた、味があっていいんです。時代劇ネタも多いですし、水戸黄門とか、仕事人とかが好きな方はぜひどうぞ。くすっと笑えるシーンがあると思いますよ。
 もちろんそれだけではなく、美人二人が派手なアクションで、格好良く暴れまわる爽快な作品です。弱きを助け強気をくじく、悪いヤツはぶっ飛ばせ!という単純明解なストーリー展開はいつでもスカッとさせてくれます。嫌なことなど忘れてしまうでしょう。ちなみに私は色っぽい美形のお庭番の小鉄が好き。
心に残ったこの一言

 「…小鉄はいつでも、上様のおそばに…」
      ――各雲斎小鉄 (10巻P138)

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 「BUD BOY」
 (秋田書店/プリンセス 1〜13巻 以下続刊)
 仙境の花仙である少年、蕾の活躍。毎回いろいろな花が出てきます。華やかでどこか色っぽい作品です。

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