作品タイトル 作者名 出版社
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「オーノのハーブ・タイム」 大野潤子 (小学館/フラワーコミックス 全10巻)
シリーズタイトル一覧 |
作品ジャンル(管理人の独断で決定)
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ほのぼのロマンス(変だっていいじゃない) |
あらすじ
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これはいちおうシリーズとなっていますが、どれも読みきり(『しずくの風景』は続いていますが)なので、どこから読んでも楽しめると思います。 このシリーズに出てくるヒロインはみんなどこかちょっと変わっています。例えば、ちょっと人よりズレていて、そのことで悩み、『胃薬』が手放せない女の子とか、『白バラ』なんてあだ名なのに、バラアレルギーだったりブタクサアレルギーだったりして、ジンマシンが出ちゃう女の子とか、動揺したり困ったりすると『にぼし』を食べ出す女の子、『ドリンク剤』を飲むとパワー全開になって、性格が変わってしまう女の子、剣道と『くのいち』の修行ですっかり男の子のようになってしまった女の子。みんな一風変わっていますが、本当は普通の女の子なんです。 |
おすすめポイント
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登場するのはどれもちょっと変わった女の子達。ですが、恋をしたり、周りのみんなが大人になっていくのに戸惑ったりする、中身はごく普通の女の子です。悩みも苦しみも、誰もが通る道であり、かつて通ってきた道でもあります。ただ、それが深刻にならないのは、ほのぼのコメディタッチだから。じーんとして、ほんわかして、それでいてただ甘いだけじゃない、一緒に悩み考えさせてくれる作品なんです。 それに「おまけ」のページが充実しているのも楽しいし、裏表紙にそれぞれの作品に関係しているものの写真が載っていたり、サービス満点なんです。タイトルからして笑っちゃうものもあるしね。 |
心に残ったこの一言
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「”わたし”なりにゆっくり大人になれたらと…思うのです…」 ――雪ノ桂智子 (『きみたちは緑の胃ぐすり』P55) |
こちらもおすすめ!
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「S・C・ポチ 2」 (小学館/フラワーコミックス 1〜2巻 以下続刊) スクール・カウンセラー”ポチ”として「犬」の着ぐるみで、自分も同じ高校生なのに、生徒たちのカウンセラーをやっている羽子のほのぼのストーリーです。 |
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