作品タイトル 作者名 出版社
|
「最終戦争シリーズ」 山田ミネコ (秋田書店/プリンセス 1〜13巻 以下続刊)
|
作品ジャンル(管理人の独断で決定)
|
本格的SF+異星人侵略モノ |
あらすじ
|
この作品はまさにSFです。ライフワークともいえるこの作品は未来を舞台にした宇宙から来た人間の生気をえさにしている「デーヴァ・ダッタ」という敵と戦う人々の話です。オムニバス形式で、シリーズの作品群すべては、基本的な設定ではつながっているものの、登場する人々もまちまちですし、主人公もいろいろです。例えば「デーヴァダッタ」になってしまった女性とパトロールの男性の悲恋もあり、普通の高校生が不思議な力に目覚めて、ソマの戦士として「デーヴァ・ダッタ」と戦うことになっていくいきさつが描かれていたり、パトロールと違法に作られた彼のクローンとの話など、さまざまです。 |
おすすめポイント
|
それぞれが独立した話なので、単独でも楽しめますし、シリーズを通して読むとまた違う楽しみが味わえます。一見関係なさそうでつながっているんです。重複して登場する人々もいますし、ストーリーが進むにつれて、出会ってゆく人々もいます。 タイムマシンで時代を行き来するパトロールのような人もいますし、ほとんど年を取らない火星人と金星人のコンビもいますし、不老法という処置をして年を取らなくなった人もいますし、「デーヴァダッタ」になってしまうと年を取らなくなりますし、そういった複雑な事情から、外見上は全く変わらない人々がいろんな時代のいろいろな場所に現われたりします。ちょっとストーリーが混乱する所もありますが、基本的には短いストーリーのつながりなので、どこから読んでも面白いですよ。 |
心に残ったこの一言
|
「私のすべては笑のものだ。そう決めているんだ」 ――星野 (4巻P202) |
こちらもおすすめ!
|
「ふふふの闇」 (秋田書店/プリンセス 全8巻) この世を狙う「黒闇」と戦うことになってしまった大介は…。 |