【あ】 |
「永遠かもしれない 全8巻」 赤石路代
(小学館/フラワーコミックス)
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心臓に持病のあったこすもは心臓移植で
命を取り留めるが、それ以来、不思議な出来事が…?
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1巻を買ってみたら面白かったので一気読み。だってヒキが上手いからどんどん続きが気になっちゃうんです。あー、でもこれは女の子の夢だよね、やっぱり(作中でもヒロインが自分で言っていましたが)。カッコイイ男の人が命がけで護ってくれる、という…。日嗣がりりしくて素敵です。他にも美形がぞろぞろ出てくるし。ハッもしかして萌え系なのか、これは。ヒロインがずっと普通の女の子のスタンスなのも好感が持てますね。
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「死神の惑星 全3巻」 明智抄
(集英社/EYES COMICS)
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辺境の惑星グラーシスには
ここでしか生きられない人間たちが流れ着いてくる。
美青年ヒトリも老人ロイも少女リンですらも何かを背負って…。
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完結したので読んでみましたが、これは素晴らしかったです。こんなのが出てくるんだから、まだまだ少女マンガも捨てたもんじゃないな、と感動しました。こういう本格的なSFをもっと受け入れる場があるといいんですけど。今は少女マンガでSFはキビシイからなー。悲しいことですが。とりあえずこれは皆で読むべし(笑)。
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「光の庭」 あとり硅子
(新書館/ウィングス)
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匠の自慢だった兄の性格が、いきなり変わってしまった。
宇宙人って何だよー。
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変なあらすじ紹介でスミマセン。でもこれ以上は書けないわ(笑)。やわらかくて繊細な絵の雰囲気といい、ちょっとほのぼのコメディタッチのストーリーといい、とっても好き。じーんとくるような話ばかりですよ。特に表題作のお兄さんは良いなぁ。それにラスト近くの展開には驚きました。これをやっちゃうあたりがこの人のスゴさかもしれない…。もちろんそこが好きなんだけど。 |
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「コーセルテルの竜術士 1〜2」 石動あゆま
(創美社/クリムゾン)
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若き竜術士マシェルは7人のチビ竜たちをかかえ、
家事に育児に毎日大忙しの日々を送り…。
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ファンタジーとしてもなかなかよく出来ていますが、とにかく絵が可愛い。ほのぼのるし、老若男女問わず楽しめる作品ですね。子竜たちは可愛いし、竜術士たちはいい味を出しているし、マシェルは大ボケさんだし(笑)。それに、何よりも7人もいる子竜を描き分けてるのがすごいよな。口は悪いけど、結構人の良さそうなカシが好きだー(爆) |
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「OZ 全4巻」 樹なつみ
(白泉社/ジェッツコミックス)
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2021年、世界は荒廃し混乱に満ちていた。
傭兵ムトーはフィリシアという少女の護衛をすることになるが…。
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近未来モノとしてはかなりの出来なのではないでしょうか。感動しました。もう泣けたー。やっぱりネイトだよな。かっちょいいデス。彼が主人公というわけにはいかなかったでしょうが(オッサンだしな)、ムトーよりも素敵でしたわ。もうちょっと主役がカッコ良かったらなぁ(単に私の好みじゃないだけだが)。「人間」よりも「機械」の19や24の方が生き生きして見えたのは気のせいだろうか…?
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「ゴーストハント 1〜7」 いなだ詩穂/小野不由美
(講談社/なかよし)
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渋谷サイキックリサーチでバイトをすることとなった麻衣は、
所長の渋谷一也(ナル)と始めとする
個性的な面々と奇怪な事件に出会い…。
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ホラーです。かなり怖いです。苦手な方はご注意を。原作を読んだ方も読まない方もホラーが好きならオススメ。麻衣と一緒に、ハラハラドキドキできること請け合いです。もちろん美形もいるしね(笑)。 |
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「ピアノの上の天使 全2巻」 尾崎かおり
(新書館/ウィングス)
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父娘二人で仲良く暮らしていたトカゲとアザミだったが、
トカゲの兄バギーが現れ、平穏な日々は終わりを告げる…。
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これはやられました。独特な言葉の選び方と、はっとするような画面構成で、もろに直球ど真ん中です。ぐさぐさ来ました。欠けたものが埋まるような、探していたものが見つかるような。こんな感じは久しぶりです。嬉しいなー。この人とはどこか近しいものを感じます。好きな人はものすごく好きなはず。 |
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【か】 |
「月と水の夜 1〜2」 梶原にき
(幻冬舎/ルチル)
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川に落ちた吉晴を救ってくれたのは、
この川に棲む河童の魚吉と清太だった…。
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絵が繊細で流麗なタッチでとにかくきれいです。ストーリーもほのぼのとしていて心温まります。どこか懐かしさを覚えるような。とにかく美形の河童ってのがいいよねぇ、うっとり。川はきれいにしないと、なんていきなり思ったり。 |
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「HOME,SWEET HOME 1〜5」 亀井高秀
(ソニーマガジンズ/ルチル)
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独りぼっちになってしまった千春の前に現れたのは、
なんだか妙な人たちで…。
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絵も丁寧できれいだし、独特のストーリー展開がステキ。最初はみんな謎めいていますが、読んでいるうちにそこはかとなく解決します(笑)。とにかく個性的な面々が擬似家族を作り上げていくのですが、あくまでも自然体、そしてほのぼの。ぼんやりパパさんも、料理上手の木内も、可愛いチビ太も好きですが、なによりもポチだな。最高だー、ポチ。可愛い、可愛すぎるぞー。といっても犬じゃないですが。最近、新装版になりました!買ってね♪(笑)。 |
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「ロマネスク バリエ」
魔術使いシド&リドシリーズ 木々
(幻冬舎/ルチル)
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精神科医ダン・トルヴィルのもとを訪れた
少年リドは魔術使いで…。
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とにかく絵がキレイ。うっとりします。しかも美形がぞろぞろ出てくるので、それだけで8割くらいはOKでしょう(笑)。もちろんストーリーも面白いですよ。美形の兄弟が綺羅綺羅しくて、しかもうじうじ悩んだり、後ろ向きになったりするのが好きです(歪んでるな…苦笑)。それに切ないんだけど、最後は希望が持てる話なので、救われるんだよね。二人ならば、どんなことでも乗り越えられるさ。
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「アールグレイ氏の優雅な生活 全2巻」 後藤星
(集英社/アイズコミックス)
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悩みを抱える相談者たちを優しい言葉と美味しい紅茶で
迎えてくれる彼には不思議な力があって…。
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タイトルを見たら洋物っぽいですが、主人公は普通の日本人でした(笑)。でもこういう人が身近に居たらいいよなぁ。本人は大変そうですが、俊くんがそばにいてくれるから大丈夫でしょう。やっぱりこの人の作品は好きですね。心が温まるし、ほのぼのするし。もちろん絵もきれいですよ。 |
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「ガートルードのレシピ 1〜3」 草川為
(白泉社/花とゆめ)
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悪魔の身体の一部をつないで作られたガートルード。
彼は「レシピ」を探すうちに一人の少女と出会い…。
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ガートルードは最初はえらく強気で高飛車だったのに、段々と可愛くなるのが笑えました。サハラちゃんも一生懸命でけなげだしね。お兄ちゃんが気になりますが、名前が「久作」ってのはイマイチだろ(笑)。プッペンとマリオットが好き。すっかりパシリにされてるけど…。
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【さ】 |
「よろず屋東海道本舗 全9巻」 冴凪亮
(白泉社/花とゆめ)
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「よろず屋」の志摩義経が、モデルの「キョウ」こと駿河香と
なぜかコンビを組むことに?二人の前に次々と事件は起こって…。
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主役の二人はありがちですが、脇役がいい感じなのです。特にAPP!カッコイイですよ。ミステリーというよりは、香ちゃんと志摩さんのでこぼこコンビっぷりを楽しむ話かな。だんだんと二人の絆が強くなっていくんです。 |
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「Heaven? 1〜4」 佐々木倫子
(小学館/ビッグコミックスペシャル)
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「ロワン・ディシー」=この世の果てという名のレストランで
働くことになってしまったウェイターの伊賀観は…。
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これって「ご苦楽レストラン」がタイトルじゃなかったんだ。こっちの方がいいと思うけどなー。内容を全て象徴していて。やっぱり佐々木倫子さんはおもしろいですね。特にオーナーが最高。こんなむちゃくちゃなのに、なぜか憎めない人です。このメンバーでレストランとして機能していることがもはや奇跡(苦笑)。 |
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「妖獣の門」 篠原烏童
(朝日ソノラマ/ソノラマコミック文庫)
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スライの出会った女性、アンジェラには何か秘密がありそうで…。
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スミマセン。あらすじともいえないコメントになっちゃいましたが、何を書いてもネタバレになりそうで。こればっかりは読んでみなくては分からない、驚愕のストーリーでございます。大げさ?いえいえ、そんなことはございませんとも。ぜひ読んでみてくださいね。これがデビュー作だとは。驚きですよ。インパクト強すぎ。デビュー作から作風も絵柄もほとんど変わっていないのはすごいですね。完成度が高いです。
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「タブロウ・ゲート 1〜2」 鈴木理華
(角川書店/あすかDX)
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孤独だった少年サツキが「タブレット」を手にした時。
その日から、サツキの日常が変わっていく…。
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とにかく絵が丁寧でキレイ。芸術的な美しさです。話もオリジナリティにあふれていて先が楽しみ。特に「タブロウ」たちのキャラクターが上手いんだ。生き生きしています。「太陽」や「月」がサツキとレディでは全然違う人になるってのは良いアイディアですね。キャラクターを二人分つくらないといけないので大変そうだけど。
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「C!! 1〜5」 反島津小太郎
(徳間書店/Chara)
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えーっと、あらすじなんて在って無いようなものだしな…。
毒入り4コママンガです(そのままやん)。
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絵柄といい、ペンネームといい、もう見るからに同人くさいのですが、まさにそのとおりでした(笑)。漫画のネタもそんな感じだしね。これは、分からない人には全然面白くないと思いますが、私はかなり笑えました。その手の方々にはオススメしますよ。新井理恵さんが好きな人もね。あ、でも苦手な人は見るのもイヤなくらい苦手なはず。(注:BLか…?いろいろデス 笑)
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【た】 |
「ディア マイン 全4巻」 高尾滋
(白泉社/花とゆめ)
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咲十子は親の決めた許婚の風茉と結婚することに。
風茉は大金持ちで社長で天才だけど、10歳で…。
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咲十子は17歳。風茉は10歳。そんな感じ(笑)。でも二人を見ていると、愛さえあれば歳の差なんて。という使い古されたフレーズを思い出します。切なくて感動的でした。ええ話や。主役の二人が純粋で可愛すぎちゃって、読んでいてちょっと、こそばゆい感じはしましたけど。なんつーか、恥ずかしい〜、と裸足で逃げ出したくなるような。でも好き。 |
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「KOMISCH 全6巻」 橘皆無
(新書館/ウィングス)
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丈太郎が気になるあの人は可愛い新米教師の国為先生。
でもどうやら彼には深〜い謎がありそうで…?
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不良(?)の丈太郎がどんどんなさけなくなってゆくのが笑えます。やっぱり国為とくっつくのが定番かしら。でも私としては佐乃とくっついて欲しかったりする。そのほうが面白そうだから(笑)。
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「人形師の夜 1〜6」 橘裕
(白泉社/花とゆめ)
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願いを叶えてくれるという「人形師」の前には、
今日も悩みや苦しみを抱えた人がやってくる…。
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読みきり形式なのが読みやすいです。あたたかく切ない話でいっぱいだし。絵が思いっきり少女漫画な可愛さなのが好みが別れるかもしれないですが、慣れれば平気(笑)。結局謎のままの人形師さんですが、彼女の話もいつか読めるといいな。
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「お迎えです。 全5巻」 田中メカ
(白泉社/花とゆめ)
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霊に体を貸すことのできる特異体質を見込まれ、
あの世とこの世を結ぶGSGで働く羽目になってしまった円。
今日もナベシマやゆずこがやってくる…。
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内容はあるようなないような感じですが、ほのぼのコメディでなごみます。ウサギの着ぐるみが可愛いしね。ナベシマさんは意味もなくハンサム。ゆずこちゃんは比類なき愛らしさ。キャラクターの個性勝ちって感じですかね。阿熊ちゃんも可愛いです。 |
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「目隠しの国 1〜6」 筑波さくら
(白泉社/花とゆめ)
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人に触れると「未来」が見えてしまうかなでは、
「過去」を見るあろうと出会い…。
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絵は丁寧できれいだし、話も「ほのぼのじーん」で良いです。人の心の光も影も素直に真っ直ぐに描いているところが好き。かなでっちゃんが思いっきりまっすぐで体当たりで思わず感動してしまいます。もう少し暗い部分があっても、と思わなくもないですが、その分、並木さんがヒネてるからいいか。あろうくんもただ優しいだけの人じゃない所がヨシ。 |
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「丘の上の楽園」 天禅桃子
(大洋図書/CRAFT)
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丘の上のお嬢様学校に勤務している教師、
木嶋と小野はお互いがいつしか気になり始め…。
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繊細で丁寧な絵がとても素敵です。ストーリーは他愛もないんだけど、すごく切なくて可愛い話なの。二人がお互いに打ち明けられないもどかしさやたどたどしさが、たとえようもなく好き。思わず何度も読み返しちゃいました。(注:BLデス)
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「いとしのシェリー 1〜9」 東宮千子
(冬水社/いちばん好き)
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突然頭にツノが生えた「ツノツノ」になってしまった
一村詩襟(シェリー)は、会田皇矢と出会い…。
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元気で明るいけれど、かなり大ボケ天然なシェリーと、天下無敵な俺様の皇矢くんが恋愛をしようっていうんだから、それだけで大変なことになりそうでしょ?どこからどう見ても両想いの二人なのですが、それでもシェリーは自分が「ツノツノ」だから、と気持ちを打ち明けられなかったりするのが切ないです。 |
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「カルバニア物語 1〜6」 TONO
(徳間書店/Chara)
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カルバニア王国を舞台、王女のタニアと
男装の麗人エキューたちの巻き起こす騒動とは。
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シンプルすぎる(線の少なさに驚いてしまう…)絵とほのぼのした雰囲気に、メルヘンタッチな内容を想像してたのですが、実はかなりシリアス。私が女だからかもしれませんが、そうそう、そうなのよ、と思う事も多々ありました。「女のくせに」なんて言う男の人も許せませんが、「女だけど」とムキになってしまう女の子も切ないよね。自然でいることってとても難しいですが、それが出来るタニアやエキューがとても素敵です。この一見するとほのぼの日常物語なのに、実はかなりシリアスでシビアな所がたまりません。タニアがおとぎばなしのお姫様じゃなくて、現実感があるのもそういった部分をきっちりと描いているからなんでしょうね。
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